一戸建てマイホームの購入、賃貸との比較で考えるメリットとデメリット

一戸建てのマイホームを購入したいけれど、悩んでいて今1歩踏み出せないという方に、一戸建てのマイホームについてのメリットとデメリットをご紹介します。人生の多くを過ごすマイホームは、大きな買い物だけに失敗はないようにしたいものですね。納得のいくマイホーム探しをしましょう。

マイホームのメリット：好きにアレンジできて愛着が

賃貸ではほとんどの物件で、部屋を改造することに制限を設けています。そのため、「ここに棚が欲しい」「背が低くてキッチンが高すぎる」と思っても、むやみに修繕をすることはできません。他人から借りているものになりますので、後から入居する人のためのことを考えた使い方をするのが基本です。一方で、マイホームなら自分や家族が住みやすいよう、自由にアレンジすることができます。自分の家ということで、住んでいるうちに賃貸よりも愛着が湧きやすいでしょう。子供の成長に応じて、自由に模様替えもできます。住む人に合わせた使い方が遠慮なくできるのは、自由そのものです。またマンションのひと部屋を自分のものとして購入する分譲マンションなら、自分の部屋のみアレンジができることもありますが、エレベーターなど他人との共有部分も存在するのが大きな特徴です。住むための快適さを妥協せず実現できることは、一戸建てマイホームのメリットになります。

マイホームのメリット：気ままに過ごせて人生が豊かに

賃貸や分譲マンションでは、隣の部屋に全く知らない他人が引っ越しをしてきます。そのため、騒音や子供の足音などに気をつかわなければなりません。逆に考えると、隣の部屋の物音が気になるなど、こちらが受けるストレスも予想されます。一戸建ては集合住宅と比較すると、他人を気にせず、自分らしく過ごすことができるといえるでしょう。庭や広いベランダなどで家庭菜園をしたり、時ホームパーティーを開催して楽しく過ごしたりすることも。このような経験から感じる豊かさは、お金には変えがたい、かけがえのないものになります。もちろん、ニュータウンなど新しく分譲されるような場所では、隣の家同士が物理的に近くなることがあり、他人への配慮が必要になるケースもあります。しかし、賃貸のように他人とひとつ屋根の下で暮らすよりも、快適さは良くなることがほとんどです。持ち家は資産になりますので、老後までずっと過ごすことができ、子供や孫へ遺せるという選択肢もできます。

マイホームのデメリット：固定資産税、維持費がかかる

マイホームの購入で迷うのが、「いくらかかるか」というところです。たとえば賃貸の場合は、家賃と駐車場代だけを考えれば良いですが、マイホームの場合は住宅ローンの他に、税金や修繕などが発生します。そのため、家賃だけを払っている場合と比べて、トータルの出費はマイホームのほうが多くなるケースも珍しくありません。今払っている家賃と月々のローンだけを比べて、マイホームのほうが安いという結論に至っても、それ以外にマイホームにかかる出費がよくわからないというケースもあります。マイホーム関係の出費は場合によって十万、百万といった多額の出費になり、その負担感が否めないのは事実です。しかし、家賃を払っていても自分の財産にならない賃貸より、自分の財産のためにお金を払うと考えれば、納得がいくこともあります。さらに先ほどの、マイホームでしかできない経験なども考えると、出費が必ずしもデメリットであるとは言いきれない部分もあるのではないでしょうか。

メリットとデメリットは複数ありますが、「家でどのように過ごしてみたいか」ということを、家族でじっくり考えておくほうが良いでしょう。理想の過ごし方から、一戸建てのマイホームの購入を決めてみてはいかがでしょうか。