築何年が人気!?中古マンションで人気の高い築年数

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中古マンションを買う場合、築何年くらいの物件が人気だかご存じですか。築浅である5年以内の物件が人気が高いような気もしますが、そうではありません。
ここでは、中古マンションで人気の築年数について紹介します。

築11年~築15年の中古マンションが人気

中古マンションは築何年くらいがよいとされるかは、いろいろな考え方や価値観がありますので正解はありません。しかし、築年数から見た首都圏の不動産流通市場(REINS TOWER 2016年)によると「築11年〜築15年」の中古マンションの人気が高い結果が出ています。
築年数別の成約状況を比較したデータで、築11年〜築15年の中古マンションの成約率が26.6%と最も高く、次いで築5年以内で成約率が22.9%、次は築16年〜築20年の21.6%となっています。築11年〜築15年の中古マンションが人気の理由としては、価格が新築よりも3割近く安いことに加え、平均面積が最も広いことが考えられます。
築5年以内である中古マンションであれば、ほとんど新築と価格が変わらないですし、築6年〜10年の物件も新築時より1〜2割しか安くなっていません。また、築16年〜の中古マンションは、極端に狭い物件が増えます。

「広さと立地」も築年数に関係がある

築11年〜築15年マンションができたのは、マンションが大量に供給された2002年〜2006年の時期にあたります。それ以前のバブル期の高く遠く狭いマンション中心から、安く近く広いマンションへと転換した後ですので、広くて間取りが工夫された物件が多いです。
実際に、築11年〜築15年の中古マンションの平均面積は69.6㎡と最も広く、築5年以内は65.8㎡、築26年〜古い物件に関しては55㎡前後と、築年数によって部屋の広さがまったく違います。
バブル期に販売されたマンションは面積が小さいのが特徴ですし、築5年以内のマンションも価格の高騰により面積が小さかったりします。また、立地に関しても、時代により人気のエリアが異なるため、購入される中古マンションの平均築年数が異なります。

築25年以上はマイホーム特例が受けられない

不動産を購入すると、税金の軽減措置などの特例を受けることができます。しかし、築年数が古いと特例が受けられなくなるものがあるため、注意が必要です。
築25年以上の中古マンションであれば、登録免許税の軽減税率や住宅所得資金贈与の特例、住宅ローン控除が受けられません。
さらに、築35年以上の物件であれば、不動産取得税の特例も受けられなくなります。住宅ローン控除だけでも所得税を大きく軽減でき、毎年還付されますのでとてもお得です。築25年以上の物件を購入する場合は十分に注意しましょう。

築5年以内の築浅物件よりも、築11年〜築15年の中古マンションの方が、安くて広い物件を買えることから人気が高いです。マイホーム特例も受けられるためぜひ、参考にしてみてください。

moneliy編集部

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