【Z世代のマネー学】から考える!つみたてNISAの出口戦略は大丈夫?

【Z世代のマネー学】から考える!つみたてNISAの出口戦略は大丈夫?
マネーケア

金融庁の調査によると、2022年6月末時点で一般・つみたてNISAの口座開設数は約1,703万口座にのぼります。多くの方が投資を始めるなか、「売り時」を考えているでしょうか?

今回は、「Z世代のマネー学」をもとにつみたてNISAを実践する筆者の体験を紹介します。売り時が決まっていない方はぜひ読んでみてください。

筆者の資産運用について

1990年生まれの筆者はZ世代の先輩にあたるY世代です。30歳を過ぎ、結婚や出産、子育て、転職などのライフイベントを迎え、大きなお金の動きがありました。子どもが生まれたことや両親から生前贈与を受けたことをきっかけに、投資を始めています。

資産運用の詳細

2022年7月から楽天証券で「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の2種類の運用を開始しました。選んだ銘柄や毎月の買付金額は以下の通りです。
・つみたてNISA「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」毎月3万3,333円
・ジュニアNISA「eMAXIS Slim全世界株式オールカントリー」毎月4万6,000円

夫婦共働きで世帯月収は約30万円で、平均支出は27万円程度です。全ての口座を家計簿アプリ「マネーフォワード」で紐づけ、お金・資産管理を行っています。

コア・サテライト戦略での課題

前回の記事「コア・サテライト戦略を実践・検討!【Z世代のマネー学】から学ぼう」では、Z世代のマネー学にあったコア・サテライト戦略をもとに、実践を振り返りました。

【Z世代のマネー学】運用成績の9割が資産配分で決まるって本当?コア・サテライト戦略を実践しよう

コア・サテライト戦略とは、守りの資産(コア)と攻めの資産(サテライト)の2種類に分けて運用する手法です。コア、サテライトには次のような金融商品が該当しています。

コア現預金、定期預金、インデックスファンド、バランスファンド、不動産投資、金投資、米国債など
サテライト株式投資、アクティブファンド、ソーシャルレンディング、仮想通貨、FXなど

リスクの低減とリターンの追及のため、コアは7~9割、サテライトは1~3割程度が推奨されています。つみたてNISAとジュニアNISAしかしていない筆者は「コア」が10割で、「サテライト」は0割という現状です。サテライト運用ができていな理由としては、資金不足や金融商品への知識不足が関係しています。

現在は、株式投資やFXなどのサテライト運用を始められるように、ネットの記事や動画などで勉強している最中です。

これまでの運用成果

2022年7月から取引を始め、4ヶ月が経ちました。運用結果は次の通りです。

≪つみたてNISA≫

保有銘柄:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
買付金額:毎月3万3,333円

4ヶ月の変遷を見ると、マイナスが出ているときもありますが、2022年11月時点での評価損益は1,682円です。長期投資をすることで、一時的なマイナスをカバーできる魅力を感じています。

≪ジュニアNISA≫

保有銘柄:eMAXIS Slim全世界株式オールカントリー
買付金額:毎月4万6,000円

入金を忘れて9月は買い付けできなかったので、投資額は18万4,000円です。現時点での評価損益は5,734円になりました。銀行口座に眠らせておくだけでは簡単に増やせない数字なので、ジュニアNISAを思い切って始めて良かったと思っています。今後も焦らずコツコツ投資を続けていく予定です。

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茨木 彩菜

元中学校教員で1児の母。 実家は100年以上の歴史ある住宅会社で、金融意識の高い家系で成長。 子育てやセカンドライフに向けた投資など、お金に関する知識を中学...

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