投資戦略決定に向けた仮想通貨の市場心理分析法とは?

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仮想通貨における市場心理の分析は、株式やFX取引のそれとは大きく異なります。今回は、市場心理の分析を行う際に重要なポイントを説明します。

・コミュニティをよく知る
仮想通貨を運営する企業は、その通貨の方向性を決める際に重要な役割を果たします。しかし、多くの仮想通貨は独自のコミュニティを形成し、そこに参加しているマイナー(採掘者)や開発者から大きな影響を受けています。

こうしたコミュニティを確認すれば、その通貨に関する情報や、どのような人々がプロジェクトに関わっているかが分かります。

・その通貨を扱っている取引所を調べる
仮想通貨業界では、取引所も大きな役割を果たしています。様々な取引所を比較し、どの仮想通貨が取り扱われているかを調べてみるとよいでしょう。

取引所は扱う仮想通貨を慎重に選んでいます。購入を検討している仮想通貨が様々な取引所で扱われていれば、その通貨にそれだけの価値があるのです。そうした通貨には需要も多く、大きな利益を見込めるかもしれません。

コインマーケットキャップといったサイトで、検討中の仮想通貨がどの取引所で扱われているかを調査できます。

・取引高を確認する
取引高とは、一定の期間内におけるその通貨の総取引量のことです。取引高は売買のしやすさの目安になります。取引高が多いほど、売買が容易です。

取引高も、コインマーケットキャップといったサイトで確認できます。こうしたサイトでは、様々な通貨が直近24時間でどれだけ取引されたかを閲覧可能です。また、各取引所の取引高を調べることもできるようになっています。

通常は規模が大きく人気のある通貨ほど、取引高が多くなります。単に知名度で選ぶのではなく、特定の分野に絞って仮想通貨を選択する際に、取引高が特に重要になります。

・その他の要素
仮想通貨の市場心理を分析する際に重要となる他の要素には、総流通量(その通貨の発行枚数)や、時価総額(総流通量×通貨1枚あたりの価格)などがあります。また、どれだけのリスクを許容できるかを見積もる必要もあります。投資戦略を決める際には、リスク管理を忘れないでください。

ワザモノ編集部

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