2020年の100周年向かえる企業、歴史があっても年収は低い?

給与・ボーナス

新事業のスタートアップ企業もいいですが、創業100周年の企業も魅力的。厳しいビジネス社会で長い年月を生き抜いてきた強さや安定性を感じます。
そんな100年企業に就職したら、お給料はどのくらいもらえるのでしょうか。

日本の100年企業は3万社以上

東京商工リサーチによれば、創業100周年以上の老舗企業は約3万3,000社以上もあります。そのうち、2020年に100周年の節目を迎える企業はマツダ、イトーヨーカ堂、近鉄百貨店など1,458社です。

1920年(大正9年)と言えば、第一次世界大戦後の経済恐慌が起きた波乱の年。その後の関東大震災(1923年)、第二次世界大戦(1939-1945年)、オイルショック(1973年)、バブル崩壊(1991年)、リーマンショック(2008年)などの大きな苦難を乗り越えてなお、成果を出し続ける企業は、製造業が27.3%(398社)ともっとも多くなっています。
続けて卸売業が18.7%(274社)、小売業が17.4%(255社)です。

主な100周年売り上げ上位企業


出典:東京商工リサーチ調べ

ちなみに、日本でもっとも創業が古いのは、社寺建築の金剛組(大阪府)。なんと飛鳥時代の578年創業なので、1,400年以上の歴史があります。
日本は世界的に見ても、老舗企業の多いお国柄。創業1,000年以上が7社もあります。

創業から100年にもなる企業であれば、社会的にもニーズが高い業務をして、従業員の年収も多いのでは、と考えられそうですが、実際はどうなのでしょうか。創業100年以上で平均年収が1,000万円以上の企業を見てみましょう。

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タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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