免税店は日本出国時と海外 どっちが安いの?

貯金・家計

日本出国時と海外からの帰国時、どっちがおトク?

同じ商品を購入する場合、日本出国時と海外では、どちらが安いのでしょう。それは、為替レートによります。
円高の場合は、海外で購入する方がメリットです。海外の免税店で購入すれば、消費税などの税金も免除になり、さらにおトクです。
一方、円安のときは、日本で購入した方が良いということになりますね。

免税店では、海外ブランドの化粧品などをお目当てにしている人も多いのではないでしょうか。海外商品は基本的に現地で買うと安いと言われています。そのため、まずは原産国を調べて、アメリカに行くならアメリカ産のものは現地で買うとよいでしょう。
現地ならではのキャンペーンが行われていることもあり、さらにおトクに買えることもあります。

しかし、実は国内でも安く買えるブランドも数多くあります。
成田空港の免税店(JAL DUTYFREE 免税品事前予約サイト)では 、事前に予約して購入すると、免税価格からさらに5%割引ができます。JALカードを提示すると最大10%割り引かれるので、お持ちの方はぜひ利用しましょう。出国時の追加購入も可能です。

意外なところでは、機内販売が安くなっていることがあります。航空会社のサイトでチェックできますので、地上で購入する前に確認してみましょう。

最近では、デパートなどの中に、出国前30日以内の方が利用できる「空港型市中免税店」を見かけるようになりました。
早朝便で、出国時に空港の免税店で買い物ができない方にとっては、便利な免税店です。海外へのお土産に日本酒を買いたい人、自分用に化粧品を買いたい人などが、出発前にゆっくり品物が選べます。

免税店ではパスポートと航空券を提示すれば購入できるようになっています。
買物ができるのは、新宿の高島屋免税店では出国30日前~前日(一部前々日)の期間ですが、ロッテ免税品東京銀座店では出国60日前から利用できます。

どこで買うのが安いかは、総合的に判断する

日本の、免税店ではないところで販売される海外ブランドの化粧品は、関税がかかっていることもあります。関税率は商品や国などによって異なり、関税率もさまざまです。
たばこやお酒を購入するときは、たばこ税や酒税が免税になる空港などのDuty Free Shopを利用すれば、税金分はおトクです。

ただし、免税店は定価で販売するケースが多いです。免税店以外で、定価より安く販売しているお店があれば、そちらで購入する方がおトクかもしれません。総合的に検討するために、事前に定価を調べておくことをおススメします。

行ってみたい、沖縄にある特定免税店

沖縄には、「特定免税店」に指定されている免税店があります。沖縄おもろまちにある「T ギャラリア 沖縄 By DFS」では、日本に住んでいても、沖縄県外へ出る人は利用することができます。日本にいながら免税店のメリットが受けられるのは、他の免税店と違うところです。免税になるのは、消費税と関税、上限は20万円です。
利用する際は、沖縄県外へ出ることを証明する航空券やフェリー乗車券などを提示すればよいことになっています。沖縄へ行く機会がある方は、利用してみてください。

まとめ

免税店のメリットは、税金が免除される分安いところです。消費税が増税になると、その恩恵も大きくなることでしょう。
ただ、為替レートや、定価以下で販売されている場合、免税店より安いお店があることも考えられるので、総合的に判断するようにしてください。
免税店をフル活用し、海外旅行を賢く楽しんではいかがでしょうか。

あわせて読みたい!
あのブランドはこの国で買うと安く手に入る!全18ブランドをご紹介
旅行に使う費用の目安は?消費動向をご紹介
夏休み海外旅行おすすめランキング!FPオススメの旅行先はココ
知っててよかった!海外旅行で外貨をおトクに両替する方法
荷物パンパンはもう卒業! 旅行にいく時の便利グッズ

山田 香織

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、産業カウンセラー。 FP歴9年。会計事務所で11年間、経営・税務相談業務を経験した後、FP事務所を開業。 個人から...

プロフィール

関連記事一覧