年収の差は83万円!掃除で金運upは本当なのか

年収の差は83万円!掃除で金運upは本当なのか
マネーケア

掃除好きと掃除嫌いの年収の差は83万円!

続いて見ていくのは、株式会社ダスキンによる「ダスキン 掃除が好きな人・掃除が嫌いな人の生活・意識調査」の結果です。この調査は、掃除好き合計(掃除が好き・どちらかというと好きと回答した人)と、掃除嫌い合計(掃除が嫌い・どちらかというと嫌いと回答した人)で集計されています。

掃除と金運が直接関係する世帯年収や世帯貯蓄額の調査では、明らかな差が出るという興味深い結果になっていました。

平均世帯年収の差

掃除好きな人…612万円
掃除嫌いな人…529万円

平均世帯年収の差は83万円、月々に換算すると約7万円もの差になります。これは、かなり大きな差と言えるのではないでしょうか。

平均世帯貯蓄額の差

掃除好きな人…1,356万円
掃除嫌いな人…1,301万円

平均世帯貯蓄額では55万円の差があり、こちらも掃除好きな人のほうが高い金額という結果となりました。

金運が良いと感じているか?

掃除好きな人…34.5%
掃除嫌いな人…18.7%

「自分は金運が良い方だ」と答えた人は、掃除好きな人の方が15ポイント以上も高い結果となりました。

平均世帯年数・平均世帯貯蓄額ともに、掃除好きの人のほうが掃除嫌いの人を上回る結果となり、金銭面に関しての意識でも大きな差があることが分かります。この結果を見ると、「掃除で金運アップは本当なのか?」に対する答えは「イエス」と言えそうです。

でも、なぜこのような結果になるのでしょうか。そこには、掃除がメンタル面に及ぼす影響も少なからずありそうです。

ダスキンの調査では、メンタル面でも興味深い結果が出ていました。

掃除がメンタル面に及ぼす影響

最後は、掃除が心や暮らしに及ぼす影響についての回答データを見ていきましょう。

「自分はポジティブ」と感じている割合

掃除好きな人…61.8%
掃除嫌いな人…44.5%

「自分の性格はポジティブである」と回答した人の差は17.3ポイントと、大きく開きがあることがわかりました。

「今の生活に幸せを感じている」と答えた割合

掃除好きな人…70.8%
掃除嫌いな人…54.1%

掃除好きな人は7割を超える人が幸福感を感じているのに対し、掃除嫌いな人は半数強にとどまり、こちらも大きな差が出る結果となりました。

「健康に自信がある」と答えた人の割合

掃除好きな人…47.7%
掃除嫌いな人…28.4%。

掃除好きな人のほうが、健康に自信があるという人が多い結果となりました。

これらの質問の回答は、全て掃除好きな人が掃除嫌いな人を上回る結果となりました。掃除好きな人は掃除嫌いな人に比べ、心や暮らしにポジティブな傾向があると考えられます。

この結果から、掃除でスッキリすると心が整い、ポジティブな性格や幸福感につながると推測できそうです。そんな意識は自信へとつながり、仕事へも良い影響があるとも考えられます。その結果、年収や貯蓄額といった面に反映しているのではないでしょうか。

掃除好きの金運の良さは単に運の問題ではない?

調査結果をもとに掃除と収入の関係についてデータで確認すると、掃除好きのほうが世帯年収や世帯貯蓄額が高い傾向がありました。総合的に見ると、単に金運が良いというよりも掃除がメンタル面に良い効果をもたらし、それが仕事などにつながって、収入や貯蓄に影響していると考えられます。

そうなると結論としては、掃除をして身の回りの環境を整えることは運気アップにつながると言えるでしょう。掃除は嫌いという人も、金運アップのために自分のできることから始めてみてはいかがでしょうか。

(調査概要)

「ダスキン 掃除が好きな人・掃除が嫌いな人の生活・意識調査」株式会社ダスキン
調査目的:掃除が好きな人・掃除が嫌いな人の生活・意識調査
調査対象:20歳以上の男女
調査地域:全国47都道府県
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2022年1月27日~2022年1月30日
サンプル数:4,700サンプル
※リリース内の調査データは掃除好き合計(掃除が好き・どちらかというと好きと回答した人)・掃除嫌い合計(掃除が嫌い・どちらかというとキライと回答した人)で集計

井手本 亜希

元・汚部屋住人で片づけのプロ。整理収納アドバイザー1級。 幾度となくリバウンドを繰り返したのち、思考と空間整理の資格「ライフオーガナイザー®」を取得。 モノ...

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