火災だけじゃない!火災保険の意外な補償内容と保険会社別の特徴

火災だけじゃない!火災保険の意外な補償内容と保険会社別の特徴
マネーケア

他の保険会社とはここが違う!保険会社の魅力ポイントを解説

火災保険といっても、さまざまな保険会社が数多くの商品を販売しています。商品によって補償内容や仕組みが異なるのはもちろん、保険会社各社によっても特長があります。最後は、「他の保険会社とはここが違う」という各保険会社の魅力ポイントについてまとめました。

<ソニー損保>地震の補償を上乗せできる

一般的な火災保険では、地震や津波などの損害は基本的には補償されません。そのため、大半の方が、火災保険とは別に地震保険に加入しているでしょう。しかし、法律によって、地震保険の保険金額は火災保険金額の50%までと決められています。つまり、地震による損害で家を修繕しようと思っても、地震保険の保険金だけではまかなえない可能性があるのです。

そんな事態にもしっかり備えられるよう、ソニー損保では地震上乗せ特約が設けられています。地震上乗せ特約とは、地震によって全損や大半損・小半損した場合に、地震保険と同額の保険金を火災保険から支払うというもの。

地震が多い地域に住む人、地震のためにしっかり備えておきたいという人には、メリットになるポイントだと思います。

<楽天損保>楽天ポイントを貯められる

「楽天市場」や「楽天カード」などで知られる楽天グループには、損害保険会社があり、この中に火災保険もあります。「楽天といえば、楽天ポイント」といっても良いほどメジャーとなっており、インターネットショッピングだけでなく、コンビニや街のお店での会計時にもポイントカードの提示を求められるほど。既に利用している人もいるのではないでしょうか。

実は、この楽天損保の火災保険でもこのポイントプログラムが始まり、いくつか条件を満たせば、保険料に対して1%分の楽天ポイントが付与されます。さらに、保険料を楽天カードで支払えば、上乗せで保険料のもう1%分のポイントが付与される仕組みです。

火災保険でしっかり備えつつ上手にポイントも稼ぎたいという人、すでに楽天ユーザーでポイントを活用している人は、検討してみてはいかがでしょうか。

<損保ジャパン>LINEで保険金請求手続きができる

損保ジャパンでは、業界で初めてLINEでの保険金請求手続きができるようになりました。通常、保険金請求は、保険会社に連絡し必要な書類に記入、添付書類とともに返信した上で、書類に不備がなければ保険金が支払われるという流れです。しかし、さまざまな工程があることで、一刻でも早く保険金を受け取りたい方になかなかお金が届かないというジレンマが生まれます。

その点、損保ジャパンはLINEを通じて24時間いつでも連絡ができ、LINEだけで保険金請求手続きが完結します。書類でのやり取りに比べると格段にスピーディーに請求ができるため、被害に合って大変なときにはうれしいサービスといえるのではないでしょうか。

また、LINEならではの文字や画像を用いた説明文なので、通常の書面と比べてわかりやすいというのも嬉しいポイントといえるでしょう。

火災保険の補償範囲は広い!困ったときは内容をチェック

火災保険という名前に惑わされて、火災での損害でなければ補償されないと思っていた筆者からすると、ここまで補償範囲が幅広いのかと、大変驚きました。建物や家財の損害で困ったときは、火災保険の補償内容をチェックしてみたいと思います。

ただ、今どんな火災保険に入っているのか理解していないため、まずは火災保険の見直しをして補償内容が十分なのか、または必要以上に保険料を支払っていないのかを調べることも重要だと感じました。皆さんも万一に備えて、どんな保険に加入しているのか総チェックしてみてくださいね。

nobii

大学卒業後金融機関に勤務。 現在はライターとして幅広い分野の記事を執筆中。

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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