確定拠出年金とは?わかりやすく確定拠出年金の概要やメリットやデメリットを解説!

年金・社会保険

今話題の確定拠出型年金について、「もっとわかりやすく教えてほしい…」と感じている人は多いのではないでしょうか?確定拠出型年金は確かにわかりにくく、個人型・企業型といった種類もあります。
確定拠出型年金に加入する際は、損をしないためにもメリット・デメリットをしっかり把握しておきたいものです。
そこで今回は、確定拠出型年金の概要についてわかりやすく解説していきたいと思います。

確定拠出年金についてわかりやすく解説

まずは、確定拠出型年金の概要や給付金額について、わかりやすく整理していきましょう。

確定拠出年金とは?

確定拠出型年金では、まず事業者や年金加入者が掛金をそれぞれ拠出します。加入者自身がその資産を運用し、その運用成績によって受け取れる年金額が決まります。確定拠出年金は、資産運用の側面を持つ年金制度と言えるでしょう。

うまく運用することができれば、年金の受給額を増やすことができる、お得な年金制度ということになります。
詳しくは後述しますが、近年話題になっている「iDeCo(イデコ)」も確定拠出型年金の一つです。

確定給付企業年金との違い

確定拠出型年金と混同されやすいものに、確定給付企業年金があります。会社勤めの方にとっては、厚生年金に上乗せできる年金として知られていますが、どのような違いがあるのでしょうか。
主な違いをわかりやすくお伝えすると、確定給付企業年金の受給額は、確定拠出年金のように運用成績で決まるのではなく、企業が決めます。しかし掛金の積立金額に関しては、運用実績によって変動します。

どんな給付があるのか?

確定拠出型年金に加入すると、どんな給付金を受け取ることができるのでしょうか。もらえる可能性のある給付金は、以下のとおりです。

・老齢給付金
・障害給付金
・死亡一時金

老齢給付金は60歳から年金または一時金として支給され、障害給付金は高度障害時に年金または一時金として支給され、死亡一時金は死亡時に一時金として支給されます。

確定拠出年金の企業型と個人型の違い

確定拠出型年金には、「企業型」と「個人型」があります。ここからは、確定拠出型年金の企業型と個人型の違いをわかりやすく解説していきたいと思います。

確定拠出年金には企業型と個人型がある

企業型確定拠出型年金には、「iDeCo(イデコ)」と呼ばれる個人型確定拠出年金、「企業型DC」と呼ばれる企業型確定拠出型年金があります。

iDeCoは、個人が自分自身で掛金を決めて拠出する仕組みになっています。ちなみに、掛金は所得控除の対象です。確定申告や年末調整によって、納め過ぎた税金は還付されます。

これに対して企業型DCは、企業が拠出する仕組みとなっているため、個人はお金を出しません。掛金を出すのはあくまで企業側なので、掛金は会社の損金として計上されます。

企業型の加入資格

企業側確定拠出型年金(企業型DC)に加入できるかどうかは、その人の勤務先のルールによって変わります。

企業型DCに加入するためには、60歳未満の会社員であることが必須条件です。自営業者や公務員などは、企業型DCには加入できません。会社員であっても、勤務先が確定拠出年金を導入していない場合は企業型DCに加入することはできません。

個人型の加入資格

個人型の加入資格は2017年から範囲がかなり拡大され、基本的には20歳以上の人なら誰でも加入することができるようになりました。

公務員、自営業者、第三号被保険者(会社員の被扶養配偶者など)、また勤務先が企業型DCを導入していない会社員などが、個人型確定拠出年金に加入することができます。

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C・M

ライター歴4年、フリーランスのWEBライター。 恋愛テクニックやノウハウ、さらにデートスポット、飲食店等の店舗紹介をします。

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