DIYの真実は? 買うのと作るのでは、どちらが安いのか

貯金・家計

DIYでノコギリなどの道具や力が必要だったのはすでに過去のこと。最近では自分のアイデアを手軽に形にできるお手軽DIYが大人気となっています。100円ショップの商品を使えばわずかな金額でオリジナルインテリアを作ることもできるのです。

DIY女子が増えている? 

家具やインテリアをオリジナルで作ってしまう「DIY女子」が増えているようです。
DIY(ディーアイワイ)とは、専門家ではない人が自分で作ったり修繕したりすることで、英語のDo it Yourself(ドゥーイットユアセルフ=自分でする)を略した言葉です。
そのため、DIYというと電気のこぎりや、工具などを使って大きな家具などを作るイメージですが、いまどきのDIYは身近に買えるものや道具を使って、部屋の収納やインテリアなどを手軽に作ることが人気のようです。

とりわけ100円ショップに売っている道具や商品を使ってのお手軽DIYは、材料や作り方を紹介しているウェブサイトもあるくらいです。さらに、インスタグラムで#diy女子を検索すると、おしゃれで素敵な自作のインテリアの画像だけでなく、作り方の動画も見つけることができます。
自分で作ることで、部屋のイメージを自分好みに統一することができることも、人気の理由の1つのようです。

買うほうが安い? メリット・デメリット

自分で作った方が安いのか、買った方が安いのか、誰でも一度は考えることでしょう。楽しみながら作ることができる人であれば金額はあまり気にしないのかもしれませんが、そうでない場合は作ってはみたけれど、気に入らなくて結局違うものを探して購入した経験を持つ人もいることでしょう。
そういった人の場合は間違いなく買う方が安くつきます。

小物収納ケースなどはホームセンターでも数百円程度で購入することができますので、買った方が安い場合もあります。
さらに、必要な材料を揃えたら結果的に買うよりも割高になったという経験を持つ人もいることでしょう。その上DIYをするとなると、作り方を調べて実際に必要な材料を買い物に行き、そして制作するまでに手間も時間もかかります。

手間や時間を有効に使う、という意味では買った方がメリットはあるかもしれません。
しかし、気に入ったもの、部屋のイメージに合ったものが必ず見つかるわけではないので、ある程度の妥協は必要でしょう。作ることが苦手な人や、時間を他のことに使いたい人などは、買った方がいいかもしれません。

作るほうが安い? メリット・デメリット

自分で作るメリットは、予算を決めて作ることができることと、何と言っても世界でひとつしかないオリジナルなものが作れること。
簡単な棚や収納であれば、すのこなどを使って短時間で作ることも可能です。

すのこや、カゴ、メッシュワイヤー、結束バンドなどは100円ショップで揃えれば、1000円程度でも作ることができます。お気に入りの1品が1000円でできるのはかなりお得ではないでしょうか。
また、一度で使い切らない材料は何度も使い回しができるので、いろいろなものを作る人は買うよりも作る方が安く済むようです。

どんな部屋にもちょっと余っているスペースや、なにかを置くには幅や高さが合わないデットスペースがあると思います。
自分でDIYすると、そういった場所もサイズに合わせて作れるので有効に活用することができます。DIYが初めてで不安な方も、作り方の動画を見ながらなら簡単にできるようになります。

まとめ

手先が器用ではないから自分にはDIYは向いてない、作っている時間が惜しい、と思う人は買った方がいいかもしれません。
しかし、引き出しの取っ手を変えてみる、カラーボックスの中に棚を作ってみるなど、大掛かりなDIYでなくても小さなものからオリジナルに変身させることはできます。

オリジナルに愛着を持てる人であれば、作ってみるのもいいでしょう。DIYで雰囲気が変われば新しいものに買い換えなくてもすむので、節約にも繋げることができます。しかし、デザインや、材料にこだわりすぎると却って高くつく場合もありますので注意して下さい。

黒須 かおり

ファイナンシャルプランナー CFP® 女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識...

プロフィール

関連記事一覧