若い人ほど早期リタイア希望! なのに退職準備は…行動の伴わない日本人の実態

若い人ほど早期リタイア希望! なのに退職準備は…行動の伴わない日本人の実態
マネーケア

リターンの期待できる運用商品を選ぼう

老後資金を準備する方法はいろいろありますが、リスクを抑えつつリターンも期待できるものがいいでしょう。
例えば税金の軽減効果があるiDeCoでは、掛け金が全額所得控除、運用益が非課税になるだけでなく、退職時にも退職所得控除や公的年金控除など税金の軽減効果もあります。
また、つみたてNISAも20年間運用益が非課税になる制度。いつでも売却して現金化できる流動性の高さもメリットです。iDeCoやつみたてNISAでは、投資信託を分散して持つことで、リスクを低く抑えることができます。

また、株式投資でも最近では少額で購入できるサービスも登場しています。株主優待を行う企業も増えているため、楽しみながら資産運用することができます。

さらに、若い世代であれば不動産投資もいいでしょう。退職を迎えるまでにローンの返済が終わっていれば、以後は毎月の家賃が収入となり、準備して取り崩すだけの資産と別の資産を築くことができます。

もちろん、すべてに取り組む必要はありませんが、これらの投資商品も上手に使って老後の資金を準備しましょう。

老後資金の準備は早めに

老後にいくらあれば安心とは言えませんが、お金は準備しておいて困る、ということはありません。早めに退職したいのであれば、早めに準備しておく必要があります。
老後に年金だけに頼った生活にならないようにするためにも、老後に生活水準を下げずにするようにするためにも、老後資金を甘く考えず、早めに準備しましょう。

執筆者:ファイナンシャルプランナー(CFP)黒須かおり

黒須 かおり

ファイナンシャルプランナー CFP® 女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識...

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