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新規参入が続々!群雄割拠のスマホ(キャッシュレス)決済はどれを選ぶべきか 各サービスを徹底比較

マネーケア

主なスマホ(キャッシュレス)決済アプリ、各サービスをチェック

主なスマホ(キャッシュレス)決済アプリの例


※1 期間限定のキャンペーンを除いた、通常時の還元率
※2 他にも多くの店舗で使えます。詳しくは各社Webサイトをご覧ください。
2019年3月4日現在

大々的なキャンペーンで一躍有名になったのが「PayPay(ペイペイ)」です。2018年12月に行われた「100億円あげちゃうキャンペーン」では、支払い金額の20%または全額を還元。わずか10日で還元額が100億円に達したため早々に終了となりました。本稿執筆時「第2弾100億円キャンペーン」も実施されています。使える店舗を地図で検索できるのも便利。店舗も続々増えています。

メッセージアプリ「LINE」が提供する「LINE Pay」はすでにつながっている仲間同士で使うのに便利です。飲み会の費用を頭割りで支払える割り勘機能も用意されています。LINE内にあるアプリなので、改めてインストールする必要がなく、お手軽です。20%還元のキャンペーンが行われたり、割引クーポンが発行されたりすることもあります。

「楽天ペイ」、楽天といえば楽天スーパーポイントでしょう。買い物のたびにたまる楽天スーパーポイントは、店舗でも使えますし、楽天市場をはじめとするさまざまなネットサービスでも利用できます。

「Origami Pay(オリガミペイ)」には店舗で使えるポイントの還元はないのですが、利用店舗の多くで直接割引が受けられるのが特徴。キャンペーン時には半額になる品物もあります。通販サイトのように、アプリ内で商品を見て割引購入できるのもユニークです。

おサイフケータイ・Apple Pay・Google Payはいずれも非接触IC形式のキャッシュレスサービスです。お手持ちのクレジットカードや電子マネーなどを登録して使います。
ただし、これらはスマホの端末によって利用できるか否かが決まります。
おサイフケータイは「FeliCa」という技術に対応したスマホ・端末、Apple PayはiPhoneなどアップル社のスマホ・端末、そしてGoogle PayはAndroidのスマホ・端末のみが対応しています。なお、おサイフケータイは海外では使えません。

結局、どのキャッシュレスサービスを選ぶ?

各社の特徴を見て一番気になるのは、ポイント還元や割引率の高さだと思います。短期的に見れば、ポイント還元や割引率の高さで利用してみるのは良いでしょう。しかし、キャッシュレスサービス選びのポイントは「自分がよく使う店やサービスなどで利用できるかどうか」「長期的に使い続けられるものか」です。
いくらお得なアプリでも、自分が使える機会がほとんどなかったり、短期間でサービスが終了してしまったりするのでは意味がありません。また、アプリがお得だからといって、普段行かない店で無理やり物を買うようでは本末転倒です。

スマホ(キャッシュレス)決済で一枚ウワテなのは、LINEかと思います。LINEは現在、月間アクティブユーザー数が7600万人以上と驚異的な数字を誇っています。また、LINE PAYは、コミュニケーションアプリ上の付属物としてあるので、LINEアプリの「ウォレット」タブから選択することになります。わざわざ別のアプリを起動せずとも、LINEアプリの中で完結してしまうのは大きな強みでしょう。

とはいえ、どのアプリも無料で使えますので、まずはインストールして、使ってみてはいかがでしょうか。そのなかでよく使うもの、使い勝手のいいものを選んでいけばいいと思います。

頼藤 太希

(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント 中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。...

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