100年大学お金のこと学部がウェブテスト実施!お金のセンスが最も高いのは◯◯代 

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長寿化が加速している現代では、健康を保ち、できるかぎり老後も長く働き続けることを考えることは大切です。それに加えて、貯蓄や資産運用を行うことも重要です。
お金については高齢の人だけでなく若いうちから考えている人も少なくないようです。「お金のセンス」を測ることができるウェブテストでは、30代が最も高い結果になりました。
今回は30代のお金の意識が高い理由から、FPがオススメする金融商品を紹介します。

【お金のセンスを測るウェブテストとは】

「お金のセンス」とは「人生100年時代」を見据えて、日本証券業協会と東京大学教養学部教養教育高度化機構ブランドデザインスタジオとのコラボレーションによる「100年大学 お金のこと学部」の開学記念テストです。
ウェブサイトで自分の「お金のセンス」を測ることができるテストコンテンツで、お金の歴史や価値など、お金にまつわる10個の問題に答えると、正答率と解答スピードでお金のセンスが数値化されます。

2019年2月13日に、集計期間2018年8月1日~11月20日の各都道府県別平均点や年齢別平均点などのランキングが発表されました。
受験者数は34万8570人のうち、アンケート(性別、年齢、居住地、投資経験の有無)に答えた3万8359人の平均点は、69.16点でした。
各都道府県別平均ランキングの1位は島根県の72.20点、年齢別平均点の1位は71.26点の30代という結果となりました。

【30代が最もお金のセンスが高い理由】

一般的に30代は結婚、出産、マイホーム購入などさまざまなライフイベントが多く、大きなお金がかかる年代ともいえます。したがって、お金のことについて考えたり、調べたりする人が多い年代であり、30代が最もお金のセンスが磨かれるため、得点も高いとも考えられます。

2位は平均点70.99点の40代でした。
40代は子どもの教育資金がかかる時期であるうえに、老後資金準備についても考えはじめる年代であると推測できます。
資産形成は若いうちからはじめることで、いざお金がかかる時期に慌てることなく計画的に準備ができます。また、長期・積立・分散投資を心がけることで、リスクを小さくすることができ、より良い資産形成ができます。

【30代から始めたいFPオススメの金融商品】

資産形成できる投資商品はさまざまありますが、これまで投資経験がない人からすればリスクへの不安があり、投資に興味はありながらも一歩踏み出せないという人は少なくないでしょう。
そんな不安を持ちながらも、30代から投資を始めたいという人にオススメしたい金融商品は投資信託です。
投資信託は投資の専門家が運用してくれ、500円や1000円などの少額からでも購入でき、株式や債券などに分散投資ができる金融商品です。

初めて投資信託を購入するなら利用したいのが「つみたてNISA」です。「つみたてNISA」は2018年1月よりスタートした少額投資非課税制度です。年間40万円までの投資であれば、最大20年間もの期間、運用益にかかるはずの約20%の税金が引かれずにすみます。「つみたてNISA」の運用先は、金融庁が定めた低コスト・長期安定運用などの基準をすべて満たした株式投資信託、ETFに限定されているため、リスクが低い商品に限定され、長期でコツコツ投資したい投資家初心者にオススメです。

【まとめ】

今回ご紹介した「お金のセンス」のウェブテストは面白い取り組みであり、こういった取り組みに触れることが、お金について考えるきっかけになるとも感じます。人生100年時代を生き抜くためには、健康とお金のセンスを高めることが必要不可欠、ということではないでしょうか。

今関 倫子

ファイナンシャルプランナー 外資系保険会社勤務中に、AFP資格取得後、独立系FP事務所に転職。ファイナンシャルプランナーとして活動し、女性を中心に年間のべ2...

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