老後の海外移住は失敗することも?その理由をチェック

老後

老後は海外に移住してのんびりしたい。そう望む人は少なくないでしょう。しかし実際に暮らしてみると、失敗だったというケースも見られます。日本より海外の方が楽だと感じたからこそ移住したはずなのに、現実は甘くはなかったようです。その例をいくつか紹介します。

遠くても住む前に実地確認をすべし

国内の引っ越しのように、移住先をネットなどの情報だけで決める人は多いようです。しかし候補をいくつか絞る段階ならまだしも、国や地域まで決めたら実際に訪問して実際に自分の目で確かめることが大切です。移住に人気の国であっても、自分のライフスタイルに適しているかどうかは行ってみないとわからないことも多いのです。荷物をすべて運び込んでからやっぱりダメだったでは、撤収するのも大変です。

既に住む予定の建物もあるなら、国内での物件探しと同じように問題がないかを確かめましょう。問題がなくても水道やガスなどの公共料金のシステムが日本と異なる可能性も高いので、自分に理解できるか、使いこなせるかもポイントですね。

現地の人とのコミュニケーションはどうする?

海外なので、当然言語も異なります。自分は日本語だけしか話せないのに、移住しようと考える人がいます。これも失敗の元ですね。一生引きこもって暮らすならともかく、近所の方とは挨拶ぐらいはするでしょうし、日用品の買い物は現地で行うはずです。

英語圏など、国の言葉以外が通用するケースもありますが、残念ながら、日本語が通用するのはほぼ日本だけと言って間違いないでしょう。日本人の多い地域やコミュニティが存在するケースもありますが、常にその人たちとべったり過ごすわけにも行きません。移住したい国があるのなら、その国で通用する言語をきちんと学んでからがベストです。

ビザは許可される?申請に関わる日数も確認

もうひとつは海外に行くために必要なビザの取得です。旅行に行くのとは違って、移住するとなれば長期滞在。日本人の場合は旅行であればビザを申請しなくても訪れることができる国もありますが、移住の場合は審査も厳しくなり、ビザの取得が必要になることもあります。

長期ビザや永住ビザのほか、老後であればリタイアメントビザと呼ばれる年金受給者などを対象とした種類も存在します。移住先が決まったとしても、許可を出してもらうことが大前提です。住居も言語もばっちりなのに、ビザが取得できない、できたと思ったら数ヶ月先だったなんて結果は避けたいですね。大使館のホームページなどで取得の条件や日数などを確認してから、ほかの手続きも始めましょう。

旅行なら日本人のガイドがいてビザも免除、ホテル生活のように楽なパターンが多いです。しかしそのイメージのまま移住を考えてしまうと、痛い目を見るようです。将来移住を考えているなら、事前の準備は念入りにしていきましょう。

moneliy編集部

マネリーは「マネー・投資に興味ある女性のための情報メディア」をコンセプトに「働く女性に、未来への投資を提案・サポートする」というミッションのもと、貯金、投資...

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