老後に移住するメリットと注意点とは?老後におすすめの移住先も紹介!

老後

老後は、田舎や海外に移住してセカンドライフを送ろうと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし老後の移住を検討する際は、心身ともに健康でのんびりとした生活を送るためにも、移住するメリットだけでなく注意点もしっかりと把握しておき、自分の希望に合った土地を見つけることが大切です。
今回は老後に移住するメリットや注意点について、またおすすめの移住先をご紹介します。

老後に移住するメリットとは?

働き盛りのうちは都心部で暮らすことに、便利、楽しいといったメリットを感じていても、老後生活となると不便に感じることが増えてしまうものです。
老後生活のスタートを機に、田舎や海外に移住をすれば、これまでとは違うメリットが得られ、新しい場所で人生をリスタートすることができるでしょう。
ここでは老後に移住するメリットについてご紹介します。

居住費や生活費が安く済む

移住先が田舎であれば、居住費や生活費が安く済むというメリットがあります。
都心部では利便性が高い反面、居住費や生活費は高くなる傾向にあるため、老後の生活を考え住宅を購入するとなると、田舎の倍以上の金額がかかる可能性もあります。
しかし国内や海外の地方では地価が安く、賃貸を含め住宅にかかる費用を抑えられます。また、移住先によりますが、物価の安い国や自給自足ができそうな場所、農家から安く食材を購入できそうな場所などであれば、食費などの生活にかかる費用も安く抑えられるので、限られたお金で生活しなければいけない老後生活でも安心です。

自然豊かな環境で生活できる

都心部と地方の大きな違いといえば、自然の豊かさです。都心部にも少なからず自然は存在しますが、自然の面積は地方の方が圧倒的に多く、雄大な山々や澄んだ空気など、広大な自然の魅力を堪能できるのは地方ならではの魅力といって良いでしょう。
その自然豊かな環境を生かし、老後に自家生産を始めるなど、自然を十分に利用した暮らしができるのも魅力です。

ストレスが軽減される

自然豊かな場所は、ストレス軽減にも効果があります。花や緑には、緊張やストレスを感じた時に活発になる交感神経の活動を抑制し、リラックスしている時に活発になる副交感神経の活動を促進させる効果があるため、それによってストレスの軽減が期待できます。また、波の音や鳥の鳴き声、雨の音など自然が発する音にはリラクゼーション効果があるといわれています。
これは、自然の音には、穏やかに変化することで人が「癒やされる」と感じる1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)という特性があるためです。人の血圧や脈拍、体温なども同じ特性を持つため、人の生命維持活動と自然の音が共鳴することによって、先に述べた交感神経と副交感神経(自律神経)のバランスが調整され、リラックスできるというわけです。
また、リラックスしていれば脳の活動状態によって変化する5つある脳波のうち、α波が出されています。その時には脳の快楽物質であるベータエンドルフィンというホルモンが分泌されていて、心身のストレス軽減に大きな影響を及ぼしています。

老後は社会人生活の時よりも人間関係や生活に対するストレスは減少するものの、まったくなくなるというわけではありません。時には身体が思うように動かない、これまでの生活との違いに慣れないなど、老後ならではのストレスに悩まされることもあります。そういったストレスも、自然の多い田舎や海外に移住することで解消され、心身ともに豊かな生活が送れるでしょう。

老後に移住する際の注意点

老後の移住にはさまざまなメリットがある一方、デメリットも存在します。しっかりと注意すべきポイントにも目を配り、移住先で快適に生活していけるかどうかを検討することが大切です。
老後に移住する際の注意点をご紹介します。

車の免許やマイカーがないと移動が不便なこともある

都心部から離れた地方や田舎へ移住する際は、車の免許やマイカーがないと移動が不便な可能性があります。公共交通機関が発達した都心部では、車がなくても生活ができますが、田舎や地方部ではスーパーに行くにも遊びに行くにも、車が必要となるケースがほとんどです。家から駅やバス停までの距離が離れていることも多く、若い人にとっては問題なく歩ける距離であっても、足腰が弱まる老後はどんどん厳しいものになっていくでしょう。マイカーや車の免許を所有していない人は、住宅の立地に十分に注意しましょう。

また、これまでの生活で車を利用していなかった人にとっては、ガソリン代や車の維持費がかかるようになるため、場合によってはこれまでより生活費が高くなる可能性があります。

海外への移住だと言語の壁がある

海外へ移住すると、必ずぶつかるのが「言語の壁」です。
当然のことながら、移住先には移住先での公用語があります。たとえ英語を話せたとしても、母国語が英語でない国に移住した場合は、英語が伝わらず、現地人とのコミュニケーションに苦労することもあります。
また、コミュニケーションの基盤となる価値観や考え方、言語、共通の意識などをコンテクストと呼び、その共有性が高い文化のことを「ハイコンテクスト文化」と呼ばれていますが、日本は単一民族からなる島国であるため、ハイコンテクスト文化に基づいています。
そのため、1ついえば10を伝えることもできますが、英語やその他のローコンテクストな言語を使っている国、たとえばアメリカやドイツなどでは、1つを説明するのに何倍もの言葉が必要になります。そういう点では、単に公用語を話せるというだけでは不十分で、感覚の違いを身につけることも必要となります。
言葉の壁は想像以上にストレスとなり、生活に支障をきたすこともあるでしょう。
海外へ移住することを検討している方は、言語の壁に少しでも悩まなくて済むよう、語学を勉強するだけでなく、どういえばきちんと伝わるかについて習得しておくか、ある程度日本語が通じる場所を選ぶことをおすすめします。

NEXT:「老後におすすめの国内の移住先」

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moneliy編集部

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