不安に備えるための保険が家計を圧迫!解約後に起きた悲劇の失敗談

保険

将来の万が一のことを考えると、お金はいくらあっても足りませんよね。その足りない部分を補ってくれるのが、保険の存在です。しかし、「保険はいつでも辞められるし」という考えで、安易にあれこれ加入するのはおすすめしません。
今回は、漠然とした不安からいくつもの保険を契約してしまったあと、安易な考えで解約したのちの悲劇まで。現在30代である私が体験した保険の失敗談をご紹介します。

将来への不安が高まるきっかけは29歳の失恋

元々心配性だった私の将来の不安が高まったきっかけは、29歳のときの失恋にありました。

先行きの不安を感じつつのひとり暮らし

大学から地元を離れ、それからずっとひとり暮らしをしていた私。大手メーカーの一般事務として働いていており、毎月25万円の給与と秋冬のボーナス支給と、ひとりでの生活なら特に問題のない給与を受け取っていました。

しかし、会社では近年IT化が進んでおり、部署縮小の兆しが。ずっとこのままの条件で働き続けられるかということに、一抹の不安を感じていました。実家では兄夫婦が両親と同居していたため、自宅に戻るという選択肢も薄かったことも、将来への不安の一因でした。

29歳で不安が倍増!原因は結婚を考えていた彼との別れ

結婚の話が出ていた男性との別れは、29歳のとき。私はすぐにでも結婚したかったのですが、結婚資金が貯まったら結婚しようという彼に従い「結婚するときのために!」と、毎月2万円ずつ彼氏の通帳に貯金することにしていました。

3年経ってそろそろ結婚できるのではと切り出すと、濁すような返答ばかり。しびれを切らして問い詰めると、彼はほとんど貯金していなかったばかりか、なんと私が渡していたお金も使ってしまっていた様子…!
そのままお別れするのは納得がいかなかったため、せめてお金を返してほしいとお願いしましたが、連絡先のブロックと引っ越しで逃げられてしまいました。

信じていた相手に裏切られたショックと、貯めていたはずのお金がなくなってしまったことで、精神的に不安定に。また男性不振気味になり、出会いの場にも興味がわかず、このまま独身かもしれないと思うようになりました。

たまたま話を聞いた保険の営業でさらに膨らむ不安

もやもやとした不安が膨らむ中、たまたま保険会社の営業を受ける機会がありました。話を聞くだけと思っていましたが、聞いているうちに不安が広がり始めます。

当時私が加入していたのは、社会人になってとりあえず加入した県民共済のみ。このまま結婚しないのならば、病気になったときに頼れるものは?病気になったときの治療費は?失業したときの一次的な生活費はどうする…?

万が一死亡したときのお葬式費用を両親に頼るのは心苦しい!年金が保証されない今、老後の費用を積み立てておかなければ!一度不安になると、普段考えないようなことまで考え、どんどん不安が膨らむという悪循環。
「ひとりの生活を助けてくれるのはお金だけだ」と、ひとまずお金の不安を払拭すべく、保険の加入を決めました

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みなりこ

金融系の事務職を経て現在はライターとして日々精進しています。 トレンドを探るのが大好きで、ファッションや美容、金融など、幅広いジャンルを執筆。 子どもとの時...

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