お金の相談をしたい人に関する調査結果 第1位は意外なあの人?!
牛乳や即席めんなどの値上げ報道があるなかで、10月には消費税も10%になる予定です。家計の負担が増えると、今まで通りの生活では貯蓄ができなくなるかもしれません。将来を見据えて家計の見直しを考えたとき、働く女性はどのような相手に相談したいと思うのでしょうか。調査結果は、意外なあの人でした。
<働く女性のくらしとマネープラン>
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が全国の20~50代の就業女性1200人を対象に「働く女性のくらしとお金に関する調査2018」を行いました。
全回答者(1200 名)に、2018年度(4月からの1年間)で行いたいことを聞いたところ、「家計の見直し」は全体の20.0%と約5人に1人が取り組みたいテーマにあげています。
このうち、乳幼児・未就学児の子どもがいる人は34.3%、小学生の子どもがいる人は、40.0%と全体に比べて高い結果に。将来の教育費負担を考えると、子どもが幼いうちから進学を見据えた準備が必要だと考えているようです。
また、2018 年度に負担感を減らしたい費用を聞くと、「食費(外食は除く)」26.3%、「遊興費-外食・飲み会」20.3%、「水道光熱費」と「通信費(携帯電話代など)」それぞれ15.0%、「遊興費-趣味・レジャー」14.3%となっています(複数回答)。
一方で、変わらず確保したい費用は、「遊興費-趣味・レジャー」25.0%、「食費(外食は除く)」21.5%、「美容・被服費」15.3%となっています(複数回答)。
減らしたい費用と確保したい費用のどちらにも「食費」と「遊興費」があることが、なかなか家計の見直しが進まない一因だといえるでしょう。
<お金の相談をする相手>
では、自力で家計の見直しが難しい場合、働く女性は誰に相談しようと思うのでしょうか。
全回答者に、「お金のことで、有効なアドバイスをくれそうな相談相手」のイメージにあてはまる有名人を聞いた結果は、男性の相談相手部門の1位は「タモリさん」(24名)、2位は経済学者の「森永卓郎さん」とジャーナリストの「池上彰さん」(ともに23名)。
女性の相談相手部門の1位は「荻原博子さん」(30名)、2位は「天海祐希さん」(29名)、3位は「松居一代さん」(24名)でした。はっきりズバズバものを言うイメージの方々なので、有効なアドバイスが望めそうですね。
ただ、全回答者(1200 名)に、「なんでも相談できる理想の男性パートナー」のイメージにあてはまる男性有名人を聞いたところ、1位は「星野源さん」(26名)、2位は「所ジョージさん」(25名)、3位は 「高橋一生さん」「西島秀俊さん」(ともに22名)となりました。 お金以外の相談については、優しく話を聞いてもらえそうな相手を望む傾向がありそうです。
<ファイナンシャルプランナー(=FP)に相談をするなら>
お金のことなら、ファイナンシャルプランナー(=FP)など専門家へ相談する方法もあります。
しかし実際には、どういった相談をすればいいのかわからないかもしれませんね。FPは、一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。
たとえば、FPである筆者のところへは、住宅ローンや老後の準備など長いスパンで家計を見直したい方が来られます。また、貯蓄ができない理由を知りたい、家族間での意見の相違をどうにかしたいといった相談もあります。
FPへの相談は、より幅広い観点での考え方を知ったり、アドバイスを受けられたりする機会でもあります。
<まとめ>
将来のためにお金の管理や運用が必要だと思っていても、いまに精一杯であったり、面倒なことは先送りにしたかったり、何をどうすれば良いのかがわからないこともあるでしょう。身内や友達にも話せないことはあるもの。
そんなときはひとりで抱えず、お金の相談ができる相手を思い出して、気軽に相談してください。