新型コロナ・テレワーク関連で株価が上がった業界・業種

株式投資

新型コロナウイルス感染拡大防止対策は、各方面に大きな影響を及ぼしています。仕事がテレワークになったこともそのひとつ。会社に行かなくとも自宅で仕事ができるようになったため、交通費がかからなくなり、外食費も使わず、洋服やメイク用品を買うことが少なくなった、と実感している人も多いのではないでしょうか。
その一方で、座り心地のよい椅子を新調したり、パソコン用の大きなモニターを買ったりしてテレワークの環境を改善する人が増えました。

このように、ひとりひとりの行動が変わったことで企業の業績が影響され、株価が上がった業界・業種があります。
今回は、テレワーク関連で株価が上がった業界・業種についてお伝えします。

テレワークで需要が増した、情報・通信関連銘柄

テレワークは、2020年東京オリンピック開催に伴い、首都圏の交通機関などの混雑を緩和することを主な目的に、政府が各企業に呼び掛けていたものです。
コロナ禍でオリンピックは延期となりましたが、テレワークはステイホームを合言葉に一気に広まりました。

オフィスと同様のパフォーマンスで在宅勤務するには、情報通信の環境整備が不可欠です。
そのため、情報・通信関連の業界・業種はニーズが増え、株価も上昇した企業が多く見られました。

たとえば、WEB会議などコミュニケーションサービスを提供する企業である「ブイキューブ」
コロナ禍が注目され始めた2020年2月14日には、年初来最安値の425円だった株価が、同年9月2日には2140円にまで値上がりしています。
コロナ禍が落ち着いても、テレワークはひとつの働き方として定着していくことを考えると、今後も期待できる企業でしょう。

また、ブイキューブは株主優待も用意しています。100株以上の株主は、株主優待として「テレキューブ」の無料利用権が1万円分受け取れます。
株主優待は、権利確定日に株主であることなどの条件がありますので、確認の上利用しましょう。


図:筆者作成

在宅勤務の環境を整える、インテリア関連銘柄

在宅勤務が増えたことによって、需要が増えたものは他にもあります。インテリア関連もそのひとつ。
緊急事態宣言が出て、取り急ぎノートパソコンだけ抱えて在宅勤務を始めた人も、テレワークの期間が長くなり、ニューノーマルとなっていくにつれて、仕事空間の環境を整える必要性が出てきたからです。

オフィスチェアのように長時間座っていても腰が痛くなりにくい椅子や、ちょうどよい高さの机、パソコン作業を効率アップさせる大型モニター、WEB会議に必要なカメラやマイクなど、備えておきたいものは少なくありません。

お手頃な価格でインテリアが揃うニトリは、大型店舗で実物を確認しながら選ぶもよし、インターネット通販を利用してじっくり比較検討するもよしです。家での時間を、より大切にしたいと考える人が増えたことで、今後もニーズのある業界になるでしょう。

2020年3月13日には、年初来最安値の12,725円だった株価が、同年8月4日には23,455円にまで値上がりしています。
株主優待は、100株以上の保有で10%割券がもらえますが、利用は店舗のみで通販では利用できませんので注意しましょう


図:筆者作成

自宅でショッピングができる、EC関連銘柄

外出自粛が長引き、EC関連業種の業績が伸びました。ECとは、Electronic Commerceの略で、電子商取引一般のことです。
Amazonや楽天市場だけではなく、ヨドバシカメラをはじめとする家電量販店、ネットスーパー、フリマアプリの利用など、インターネットを介したショッピングは生活にかかせない販売チャネルです。

なかでも楽天は幅広いサービスを扱っていることもあり、コロナ禍の影響でいったん株価が下がりましたが持ち直しています。2020年3月17日には、年初来最安値の636円だった株価が、同年8月11日には1,085円にまで値上がりしています。
株主優待は、100株以上保有している人が対象です。楽天キャッシュと国内旅行クーポンがもらえますので、楽天のいろいろなサービスを利用している人は利用価値が大きいですね。


図:筆者作成

郊外型店舗を持つ、ドラッグストア関連銘柄

実店舗の営業はどこも厳しい状況ですが、郊外型の規模の大きな店舗は密を避けて買物ができるため、逆に客足が伸びたところもありました
小売店業界全体では厳しくても、店によっては来店者が増え、客層が広がったところもあります。品揃えや、感染対策をしっかり行っていることなど、消費者目線での対応が万全であることは大切なポイントです。

ドラッグストアは、粗利益率が高い医薬品や化粧品を扱っていることで、そのほかの日用品の価格競争力を高めることができます。
ウエルシアホールディングスは、調剤薬局併設店に強みがあるドラッグストア最大手。品揃えと価格競争力を武器に、消費者獲得に成功したと言えるでしょう。

2020年3月17日には、年初来最安値の2,705円だった株価が、同年7月30日には5,035円にまで値上がりしています。
株主優待は、100株以上の保有でお買物券などがもらえます。ドラッグストアで買うものには生活必需品も多く、無駄なく活用できますね。


図:筆者作成

続いては、自粛期間中のコミュニケーションツールとしても大人気だった、ゲーム関連銘柄についてご紹介します。

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タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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