ロボアドバイザーって正直どうなの?筆者がつまずいたポイント

マネーケア

ロボアドバイザー(ロボアド)ってご存知ですか?筆者は何となく知っていたのですが、金融機関に資産運用や管理を任せるラップ口座のように、ある程度まとまった資金が必要なサービスと思っており、自分には縁がないだろうと思っていました。

ただ最近、ネット記事や広告などで目にすることが多くなり、気になって調べてみると、なんと1,000円からロボアドを利用できる金融機関があったのです!今回は、そこからロボアドに興味を持った筆者が、調べていくうちにわかったことやつまずいた点について紹介します。

そもそもロボアドバイザーってどういうもの?

ロボアドバイザーとは、簡単にいうと、ロボットが投資のアドバイスをしてくれるというものです。運用を始める前に、スマホやパソコンでいくつかの質問に答えれば、その人の投資におけるリスク許容度を判断して、運用に最適なプランを提案してくれます。

これまで筆者は、投資は自分で調べたり考えたりして行うものだと思っていました。しかしその概念が覆されました。

そしてこの、筆者の概念を変えたロボアドバイザーには2種類あり、「投資一任型」と「助言型」というものがあります。どういった違いがあるのか詳しく見ていきましょう。

投資一任型

最初に行う質問の回答に沿って金融商品を提案してくれて、さらに運用まで行ってくれます。運用が始まると、成果によって最初に決めた構成割合とずれてくることがありますが、その際は、決めた運用割合になるようにバランスを取ってくれる「リラバンス」という作業も自動でしてくれます。

投資一任型は、資産運用をロボアドに全部お任せしたい人や仕事で忙しい人に向いているでしょう。

助言型

質問の回答に基づいて、どんな金融商品に投資したら良いのか、どんな割合が最適なのかを教えてくれます。投資一任型のような運用は含まれないため、アドバイスを受けた金融商品を買うか買わないかは、投資家本人の判断が必要です。

助言型は、名前の通りアドバイスをするだけなので、投資一任型のようなリバランス機能はありません。「リバランスした方が良い」と思えば、自分で売買する必要があります。

これまでに投資経験がある人や、いつ売買したら良いかの自分なりの相場観を持っている人におすすめです。

ロボアドバイザーを使うメリットとデメリット

次に、ロボアドバイザーを使うメリットとデメリットについて、考えてみました。

ロボアドバイザーを使うメリット

その1.手軽に始められる
投資を始めるとなると、どの金融商品を買うのか調べるところから始まります。また、運用状況はどうなっているのか、今後の相場の見通しはどうなのか、このまま投資している商品を持っていて良いのかなど、さまざまなことを調べ、その都度判断していかなければなりません。

一方、ロボアドバイザーであれば、アンケートに答えるだけで自分の投資意向に合った商品を選んでくれます。投資一任型なら極論をいえば、金融商品に関する知識がなくても運用できるでしょう。それだけ手軽に投資が始められるのです。

助言型も投資する商品を投資家が探さなくて良いので、1から投資を始める場合と比べれば、はるかに手間がかからないでしょう。

その2.少額から始められる
ロボアドバイザーと同じような手法をとっているサービスに、ラップ口座があります。ラップ口座とは、証券会社などの金融機関と投資一任契約を締結することで、資産運用をしてもらえるサービスです。ただラップ口座で運用を始めるには数百万円の初期投資が必要となります。

また株式投資で考えると、銘柄によっては10万円ほどで購入できるものもありますが、いくつかの銘柄を購入しようと思えば、やはり数十万円用意しなければならないでしょう。

ロボアドバイザーなら金融機関によって違いますが、10万円の初期費用で、毎月1万円ずつ投資できるところや、最低投資金額が1,000円というところもあります。このように少額で始められる点は、投資初心者や投資に興味はあるものの多額の資金を運用に回すのは怖いと思っている人には、メリットと感じられるでしょう。

その3.感情に左右されない
投資でネックなのが、売買のタイミングです。運用資産が下がると「このまま持っておけばそろそろ値上がりするかも」と思い、資産が上がれば、「このまま持っておけばもう少し値上がりが続くかも」と考え、売買の時期を逸してしまう可能性があります。

この「あと少し」の感情は、利益を拡大する場合もありますが、時には利益を取り逃す原因にもなります。しかしロボアドバイザーであれば、データに基づいて売買のタイミングを客観的に教えてくれるので、人の感情に左右されないというメリットがあります。

ロボアドバイザーを使うデメリット

その1.長期運用が前提
ロボアドバイザーは、少額から始めて毎月少しずつ資金を積み上げていくものなので、短期で結果を出すのは難しいでしょう。10年や20年といった長期運用を前提として、投資を始めると良いと感じました。

その2.運用成果が確定ではない
ロボアドバイザーを活用したからといって、運用成果がシミュレーション通りになるとは限りません。あくまで、これまでのデータに基づいて算出されたシミュレーションのため、他の金融商品と同じように、元本保証ではないことを頭に入れておく必要があります。

その3.株式より割高な運用コスト
株式投資の手数料とロボアドバイザーの利用にかかる手数料を一概には比べられませんが、10万円ほどの株式を買う場合、安いところでは投資額の0.1%ほどの手数料が発生します。

一方、ロボアドバイザーの場合は、預かり資産に対して1%ほどの基本手数料がかかるため、これを割高に感じる人もいるでしょう。ただ、銘柄選定や買い付け、リバランスなどをしてくれると考えれば、筆者は「妥当だろう」と思いました。

ロボアドバイザーについて調べていくうちに、筆者が気になった、またつまずいた点について紹介します。

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nobii

大学卒業後金融機関に勤務。 現在はライターとして幅広い分野の記事を執筆中。

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 3級ファイナンシャルプランニング技能士

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