桃鉄で投資が分かる!ゲームから学ぶ上手なお金のやりくりとは

桃鉄で投資が分かる!ゲームから学ぶ上手なお金のやりくりとは
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桃鉄の投資を現実に置き換えてみる

不動産投資で得られる収益とは

桃鉄の物件投資と同じように、現実世界でもワンルームマンションやオフィスビルなどを購入して、定期的に不労所得を得る方法があります。そして、ゲームと同じように不動産を所持したまま、継続して得られる所得が「運用益」。購入した物件の入居者から支払われる家賃を基にした収益です。

例えば、全部で10部屋あるアパートを購入したとしましょう。1部屋5万円の家賃で貸し出した場合、全ての部屋に入居者がいる状態で1年間所有していれば、年間で600万円の家賃収入が得られます。不動産の価格が上昇傾向になったときには、所有している不動産を売却し「売却益」を得られる可能性もあります。

現実の不動産投資でもタイミングを計ろう

桃鉄では、タイミングを見計らうことがプレーヤーを勝利に導きます。タイミングの重要性は現実の投資でも同様です。

現実の不動産投資では、家賃滞納などのリスクを念頭に置く必要があります。立地条件や間取りなどが良かったとしても、確実に全部屋が入居者で埋まるという保証はありません。1度設定した家賃で入居者が現れない場合は家賃を下げる、多額の売却益が得られるときには思い切って手放すなど、タイミングを計る行動が利益へのカギになるでしょう。

不動産以外の投資も方法は似ている

現実の世界には、物件への投資以外に、株式の配当金や投資信託の分配金など、決算期に資産を保有することで収益を得られる方法があります。株への投資も資産を長期に渡って保有すると、継続的な収益が期待できるため、不動産投資と似ていると言えるでしょう。

ただし、分配金や配当金には、企業の業績や運用の成果によって収益が変わります。場合によっては支払われないという年もあるでしょう。投資を始めるなら、初期から高額を投資して複数の株を所持するのではなく、リスクの少ない少額から可能な投資がおすすめです。

少額の投資は利益を得るために取引を繰り返し、売買にかかる手数料が割高になる場合がありますが、NISA(少額投資非課税制度)を利用すると負担が少なくなるでしょう。他にも、年間120万円までの投資信託や、株式の購入から得られた運用益が受け取れるNISAは、最長5年間非課税で投資ができるためコスト削減に繋がります。

また、運用益が非課税になる少額投資にはiDeCo(個人型確定拠出年金)という選択肢もあります。 iDeCoは掛け金の全額所得控除が受けられるため、課税所得がある人は税金が少なくなるのです。年金資産として給付を受けるときにも、一定額までなら税制が優遇されるというメリットもあるためおすすめです。

桃鉄同様に、初期投資は少なめにして、ある程度の所持金が貯まってから次のステップへ進んでみましょう。

桃鉄で投資を勉強!コツを学んで投資にも挑戦してみよう

桃鉄は、貯金だけでは勝者になりにくく、不動産購入などの投資で勝ち進めるゲームです。現実でも、超低金利の影響やライフスタイルの変化などで、徐々に預貯金だけでの資産運用が難しくなっていくでしょう。

投資におけるコツやポイントが実際の投資と似ている桃鉄は、資産運用について学べることも多いはず。桃鉄に習い、金利の低い現実社会で上手に資産運用するには、投資などに目を向けることも必要なのかもしれません。

amatsuhi

いろいろな事に興味があるので、異業種に転職することが多い1児の母です。

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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