宅配料金を各社で比較 一番安い宅配業者は?

貯金・家計

荷物を送るとき、気になることのひとつは宅配料金です。
宅配業者を選ぶ際、料金だけでは比較にならないかもしれませんが、やっぱり料金は気になるものです。
では、どの宅配業者が一番安いのでしょうか?
今回は、宅配大手のクロネコヤマト、佐川急便、ゆうパックの3つを比較してわかりやすく解説します。

宅配業者の値上げ

2017年10月、クロネコヤマトは宅配料金を大幅に値上げしました。翌月の11月には佐川急便が、ゆうパックは2018年の3月に値上げに踏み切りました。
大手3社が値上げを行った背景には、宅配料金の単価が低かったことが原因で赤字を計上していたことがあります。
各社が値上げを行った結果、どの宅配業者が一番安くなったのでしょうか。

サイズごとに宅配料金が違う

宅配料金はサイズごとに値段が決まっています。
サイズは、荷物を入れる段ボールなどの長さ+幅+奥行の3辺を合計した長さのことです。
また、宅配業者ごとに重さが決まっています。

東京―大阪間の宅配料金をとりあげて説明していきます。
色がついているところは、サイズごとに一番安い宅配料です。

一般的な荷物の宅配料金

60サイズなら佐川急便

60サイズであれば、宅配料金が一番安いのは佐川急便で864円です。
生鮮食品を送りたいときに便利なクール便は、60サイズだと佐川急便が一番安く、クール便料金の270円を加算して1134円です。しかし、サイズが変わって100サイズになると、佐川急便が1901円に対して、クロネコヤマト1793円となり、クロネコヤマトの方が安くなります。

冷蔵品や冷凍品の宅配料金

100サイズ、140サイズならゆうパック

100サイズ、140サイズでは、通常の宅配物だとゆうパックが最安値です。100サイズと140サイズに関しては、クロネコヤマトと佐川急便は同程度の料金設定になっています。
ただし、クール便となると、100サイズではクロネコヤマト(1793円)、140サイズでは一番安いのは佐川急便(2624円)になります。ゆうパックだと140サイズは3210円になるので割高になるのです。
なお、クロネコヤマトは140サイズのクール便は輸送上の品質劣化を防ぐため、取り扱いしていないようです。

60サイズ未満ならクロネコヤマトの宅急便コンパクト

60サイズ未満の宅配で、クロネコヤマト専用のボックスを利用すれば、専用ボックス代金(65円)を含めて713円です。通常の60サイズに比べ302円おトク。
ちょっとしたものを送るにはピッタリのサイズです。サイズは2種類。たて20cm×よこ25cm×高さ5cmと、たて24.8cm×よこ34cmの薄型があります。

まとめ

宅配業者により料金は様々ですが、サイズや冷蔵が必要かどうかによって比較するようにしましょう。インターネットが使える環境があれば、宅配業者の会員にログインすれば料金以外にポイントなどのサービスを受けることもできます。
生活に便利な宅配ですが、内容により最適な宅配業者をチョイスできたらクールですね。いつもお世話になっているあの人へ、感謝の贈り物を届けてみませんか?

山田 香織

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、産業カウンセラー。 FP歴9年。会計事務所で11年間、経営・税務相談業務を経験した後、FP事務所を開業。 個人から...

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