生命保険の保障額は自分で計算!損をしない保険の入り方

保険

必要保障額は、積み上げた保障額から期待できる収入を差し引く

このように積み上げていくと、高額になり驚いてしまうかもしれませんね。
しかし、万が一の場合でも、その後に期待できる収入や、すでに準備している資産もあるのでそれらを差し引く必要があります。
収入には遺族年金、死亡退職金、弔慰金、配偶者の勤労収入などがあり、資産には預貯金、有価証券、売却可能資産などがあります。

つまり、配偶者が亡くなったあとの収入では不足する支出を補うのが生命保険の必要保障額という事になります。
収入は、それまでの社会保険の加入状況などによっても変わります。自分だけで試算をすることが難しいようなら、中立的な立場のファイナンシャルプランナーのサービスを一部利用してもいいでしょう。

100人いれば100通りの必要保障額

ネットや雑誌にのっている必要保障額はあくまでも一般的な場合です。年齢や年収だけで必要保障額を割り出せるものではありません。それぞれの家庭や個々人の生活スタイルはさまざまで事情も違います。
また、環境も違うため一般論では収まらないことも多いのです。

そこで、自分で必要保障額を計算すれば、それに見合った生命保険の保険金も明確になるというわけです。

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まとめ

1カ月の生活費を把握している人は多くいると思います。その生活費をもとにすれば必要保障額の計算は簡単です。生命保険の加入をする際には自分で自分の必要保障額を把握してから加入すれば、適正な死亡保険金に加入することもできますし、勧められるがままに加入してしまうことを回避することも出来ます。
改めて、自分の事は自分が一番よくわかっているという事をお忘れなく!

廣木 智代

ファイナンシャルプランナー(CFP) 結婚後、家業のスナックで手伝いをしていたが母の引退と共に廃業。家計の苦しさを埋めるための我が家の保険の見直しをきっかけ...

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