【ミレニアル世代のマネー学】金融商品の特徴と、リスク、リターンを教えて!

【ミレニアル世代のマネー学】金融商品の特徴と、リスク、リターンを教えて!
マネーケア

もし「自分のお金を使って、今日中に投資してください」といったら、みなさんは何に投資しますか? ひとことで投資といっても、投資先となる金融商品は多岐にわたります。そして、何に投資するかによって、投資のリスク・リターンが変わってきます。

今回は、投資先となる金融商品の特徴・仕組みと、そのなかでも知っておいてほしい投資信託について、詳しく解説します。
▶︎前回:「リターン」「リスク」という言葉を正しく理解している?

金融商品の特徴としくみをまとめてチェック

銀行・証券会社・保険会社といった金融機関が販売したり、販売を仲介したりする商品のことを金融商品といいます。

主な金融商品の種類と特徴

金融商品の種類と特徴
筆者作成

「金融商品なんて買ったことない」と思っている方は少し驚かれるかもしれませんが、銀行の預金も広い意味では金融商品です(ゆうちょ銀行の場合「貯金」ですが、ここでは預金で統一します)。みなさん1つはどこかの銀行口座を持っているでしょう。

銀行の預金には、自由に預け入れ・引き出しができる普通預金や、一定期間お金を預ける定期預金などがあります。

銀行に預金すると、決められた金利の分だけ利息を受け取ることができます。銀行は預かったお金をより高い金利で他の人や会社などに貸し出し、お金を稼いでいます。とはいえ、今は金利が非常に低く、貸し出してもお金が稼げないため、私たちが受け取れる利息もごくわずか。大手銀行の普通預金の金利は年0.001%という状態です。

ちなみに、預けたお金が2倍になるまでの目安の年数をざっくり計算する法則に「72の法則」があります。「72÷金利=2倍になるまでの目安の年数」を表します。先の普通預金の場合、72÷0.001%=72,000(年)ですから、生きている間に倍はおろか、1%増やすことすらできません。

とはいえ、銀行の預金は元本が保証されていることも特徴です。ペイオフという仕組みによって、万が一金融機関が破綻するようなことがあっても、1,000万円とその利息までは戻ってきます。

預金の他にも株・債券・投資信託など、さまざまな金融商品があります。

投資といって、真っ先に連想するのは株(株式投資)でしょう。
会社の事業には、多くのお金が必要になります。そのお金を出してくれる人(投資家)に対して会社が発行するのが株(株式)です。そして、株を発行してお金を集める会社を株式会社といいます。
株式投資は、一言でいえば気に入った会社にお金を出して応援するようなものです。

株式投資のイメージ

株式投資のイメージ
筆者作成

株を持っている人のことを株主といいます。株主は会社の事業がうまくいって利益が出たら、その利益の一部を配当金として受け取ることができます。しかし、万が一会社の事業が失敗しても、出したお金は返してもらえません。

そのかわり、株主は証券取引所を通じて、ほかの人に株を売ることができます。また株主の売り出した株を買うことで、新たに株主になることもできます。株の値段(株価)は日々上下しているので、安く買って高く売ることができれば、売却益を得ることもできます。
会社の中には、株主にお礼の品(株主優待)をプレゼントしてくれるところもあります。各社の商品やサービス、金券などがもらえるとあって、人気があります。

また債券は、国や会社などがお金を借りるときに発行する「借用証書」のようなものです。国が発行する債券を国債、会社が発行する債券を社債といいます。

債券には、返済日と返す金額(金利)が記載されています。そして、返済日がきたら、元本と利子が受け取れます。債券は株とは違って「借金」ですから、元本が返ってくるというわけです。

債券のイメージ

債券のイメージ
筆者作成

もっとも、債券の元本は必ず保証されているわけではありません。特に会社の場合、中には倒産してしまうようなところもあります。倒産してしまえば、お金が戻ってこない恐れがあります。

債券の発行者(発行体)が倒産しないかを見極めるために、格付けというものが利用されています。これは、格付けを作成する会社が発行体の信用力を「AAA」「BBB」などという具合で表したものです。一般に、格付けが高いほど倒産のリスクは少なく、金利も低くなります。リスクとリターンはトレードオフの関係にあるのです。

他にも生命保険・不動産・投資信託・金・FXなど、表に掲げたとおりさまざまな投資先があります。そして、それぞれにメリット・デメリットがあります。

ここで知っておいていただきたいのは、すべてにおいて完璧な金融商品は存在しないということです。たとえば、銀行預金は安全性が高いものの、お金が増える可能性(収益性)はほぼゼロです。それに対して、株式は銀行預金よりも収益性が高いものの、安全性は銀行預金より低くなる、というわけです。

また、不動産のような資産の場合、売りたいと思ったときに売れない(流動性が低い)といったこともあります。それぞれの金融商品について、このようなメリット・デメリットがあることを押さえておきましょう。
ミレニアル世代・Z世代が最初の投資先としておすすめの金融商品は一体なんでしょうか。

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頼藤 太希

(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント 中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。...

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