投資初心者が知っておきたい用語「ポートフォリオ」

資産運用

「投資を始めよう」とネットや本で勉強を開始。でも難しい用語が多く、結局、投資スタートできないままなんて方いませんか?
今回はそんな投資に関わる大切な用語の中から「ポートフォリオ」について解説します。

ポートフォリオとは?

ポートフォリオとは、運用商品の組み合わせのことを言います。
運用商品を選ぶ作業を「ポートフォリオを組む」といった表現をするのですが、簡単に言うと、どの定期預金にはいくら預け、投資信託や〇〇会社の株式を買おうかといった具体的な運用商品を選ぶ作業を言います。

イメージは一つの鞄に複数の商品を入れている感じです。

言葉自体は意味を知ってしまうと難しくないかと思いますが、投資初心者にとっては、前知識なく、いきなり「ポートフォリオはしっかり考えて選びましょう!」なんて言われても戸惑ってしまうかもしれないですね。

「ポートフォリオ」の意味は簡単で、具体的な運用商品の組み合わせということは分かりましたが、投資初心者にとっても肝心なのは、どう組み合わせれば良いのかということでしょう。

以下、どのようにポートフォリオを組めばよいのかを確認していきます。

ポートフォリオはどのように組めばいい?

ポートフォリオとは運用商品の組み合わせのことですので、組み合わせるためには、銀行や証券会社等の金融機関で運用商品を購入することになります。
しかし、では早速と「何か良い商品はないか?」と金融機関に駆け込んではいけません。

自分にとっての運用資金はどの程度が無理のない金額なのか?どの程度増やしたいのか?といったご自身の運用方針を決めて、自分にあったポートフォリオを考えることから始めてください。

例えば、近々使う予定のある生活資金、結婚資金、車の購入資金等は運用で損失を出してしまうと困ってしまいますので、定期預金等の低リスクの金融商品で待機させます。10年以上は使わない長期運用可能なお金は、リスクはありますがリターンも期待できる運用商品に分散投資します。

リターンが期待できる運用商品の投資対象には国内株式、外国株式、外国債券、金、不動産等、多くの分野がありますが、リスクを抑えることも大切です。そのために投資対象は、値動きの異なる投資分野に分散させることが有効です。

具体例で見てみましょう。長期運用が可能な資金100万円があるとします。
この100万円を10年後に130万円に増やしたいという目標をたてたとします。その場合の10年間の目標利回りは2.7%です。運用目標に応じてどの投資分野に、どれくらいの割合で分散すれば良いのかの目安を確認できるサイト「MORNINGSTAR」で分散例を見てみましょう。

2.7%の運用目標を目指すためには、国内株式5%、先進国株式15%、新興国株式10%、先進国債券50%、新興国債券20%という投資分野の組み合わせ例が表示されます。
さらに分散効果を高めるために、金や不動産を加えてもいいでしょう。
この組み合わせで金融商品を選べば、必ず2.7%の運用ができるというものではなく、あくまでも過去の実績からの目安にはなりますが「ポートフォリオを組む」際の参考になるでしょう。

ご自身の運用方針に合った投資分野の組み合わせ例が見つかりましたら、それぞれの投資分野に投資している投資信託等の具体的な運用商品を選び、まずのポートフォリオ作りの完成です。

まとめ

ポートフォリオは一度決めたら終わりではありません。資産の変化に応じた見直しが必要です。最低、年に一度は、配分バランスを調整する「リバランス」をしましょう。具体的には、割合の増えた分野を売却し、減った分野を買い増し、元の組み合わせに戻す手間をかけてあげてください。リバランスを行うことで、リターンが向上しリスクも低減できる効果が期待できます。

小林 裕子

ひろファイナンシャルプランニング代表 CFP ・1級FP技能士 2008年FP相談業務開始。 2014年事務所運営スタイルを金融機関等からの紹介手数料を一切...

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