身内にお金を貸してといわれたら覚えておきたい対処法

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貸すときは、口約束だけでなく書面にする

お金を貸すときに注意することは、書面に残すことです。
身内なだけに、信用していないみたいと思われるかもしれません。
そういう時は、「水くさいかもしれないけど、お互いの約束を書面でとっておけると、私もお金の計画が立てやすいから」と自分都合の理由を伝えてみてはいかがでしょうか。相手都合の理由より、柔らかく伝わるはずです。

数万円の範囲なら、当事者がわかる覚え書き程度のものでもよいでしょう。
書面にする場合は、以下の4項目を入れるようにします。
・貸した金額
・返済期日 いつまでに返してもらうか
・返済方法 振込にするのか、分割にするのか
・署名
 

貸し借りの記録を通帳に残すこと

貸し借りの記録を通帳に残すことをおススメします。
貸したときや返済してもらうとき、銀行振込みにすることで、その記録が通帳に残りますので、貸し借りの管理に便利です。
手数料はかかりますが、特に分割払いや金額が大きいときは、お互いに残高を確認するためにも通帳に残しておくことが賢明といえます。

断るときの注意点

お金を貸すことができないときは、むげに断るのではなく、助けてあげたい気持ちと貸せない理由を伝えましょう。
借りたい方は、頼ってきているわけなので、それにこたえられない場合は「協力したいのだけれど、今は子供の受験で、お金の余裕がなくて…」など、理由を伝えれば、身内なのですからわかってもらえるはずです。相手を尊重することが大切です。

まとめ

関係が近いほど、助けてあげたい気持ちはつよくなります。しかし、お金のこととなると、借りる方も貸す方もナーバスになってしまいます。
ずっと付き合っていく身内なだけに、人間関係でギクシャクしないためにも、お金を貸すときの対処法を身につけておくとよいでしょう。

山田 香織

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、産業カウンセラー。 FP歴9年。会計事務所で11年間、経営・税務相談業務を経験した後、FP事務所を開業。 個人から...

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