債券とは?格付って何? 債券の基本や種類を解説

マネーケア

貸したお金が期日にきちんと返ってくるか 信用度を評価する「格付」

貸したお金が期日までに返ってこないのは最悪ですよね。しかも、日本の国や企業であれば、まだなんとなくイメージがつくかもしれませんが、外国の場合にはよくわからない、情報が不十分、分析に時間がかかりすぎるということもあるでしょう。

こんなときに活用したいのが、格付機関です。格付機関は、債券を発行する国や企業の状態を調べ、貸したお金が期日までにきちんと返ってくるかどうかという「信用力」を格付にしています。
主な格付機関には、以下のようなところがあります。

海外の主な格付機関

  • ムーディーズ(Moody’s)
  • スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)
  • フィッチ(Ficth)

日本の格付機関

  • 日本格付投資情報センター(R&I)
  • 日本格付研究所(JCR)

格付はアルファベット表記になっています。AAA(Aaa)が最上位格付で信用力が高いことを示しています。一般的に、格付が高いほど利回り(収益の割合)は低く、格付が低いほど利回りが高くなります。格付の低い債券の方が、貸したお金が返ってこないリスク(信用リスク)が高いのですから、その分利回りを高くして、買ってもらおうとするわけです。リスクに見合ったリターンを得られないと投資家は納得しないし、そもそも買わないということですね。

まとめ

以上、債券について説明してきました。債券は、銀行や証券会社で買うことができます。興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

頼藤 太希

(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント 中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。...

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