子どものための貯蓄は「先取り」で!貯蓄の失敗談に見るコツとは

子どものための貯蓄は「先取り」で!貯蓄の失敗談に見るコツとはYoung woman is working at home.
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先に貯蓄分を仕分ける「先取り貯蓄」に変えてみた!

貯蓄したいお金を先に仕分ける「先取り貯蓄」方式を採用

確実に貯めている人がやっている貯蓄方法、それは「先取り貯蓄」でした。先取り貯蓄とは、給与などが振り込まれる口座から給料天引きなどを利用し、貯蓄したい金額だけを先に貯蓄用口座に入金してしまう方法です。

予め設定した貯蓄金額が差し引しかれた金額が口座に振り込まれるシステムのため、給与用口座に振り込まれた分だけを毎月の支出に充てることで、お金の使いすぎを防げます。貯蓄用口座は触らずそのまま残しておけば、まるっと貯蓄になるというわけです。

企業によっては「社内預金」や「財形貯蓄積立」などの制度を採用しているところもあります。幸い、我が家の夫の勤め先ではこれらのシステムを採用していたので、さっそく手続きをして、無事に先取り貯蓄生活がスタートしました。

毎月2万円ずつ貯蓄用口座に振り込まれるようにしてみたら、2万円×1年で24万円貯めることができたのです。前回は小銭貯金だったためか、1年で10万円に満たない金額しか貯められなかったのですが、まとまった金額を設定したら、確実にためることができました。

確実に貯めたいなら、自動積立がおすすめ

勤め先でこのようなシステムが採用されていない場合でも、銀行などがサービスとして展開している「自動積立定期預金」を利用すればOKです。毎月決まった日に、給与用口座から預金口座へ決まった金額が振り替えとなるので、自動で積み立てが完了します。

このサービスは、給与用口座と預金口座が同じ銀行である場合に利用可能であることが多いです。また、メインバンクとは異なる銀行で貯蓄用口座を作っている場合も、同じようなサービスとして、「自動入金サービス」なども利用できますよ。

手続きが面倒に感じるなら、自らが決めた金額を貯蓄用口座に手動で入金するのも方法の1つ。しかし自動積立のほうが毎回の手間もかからず、「今月ちょっとピンチだからちょっとくらい…」と決心が揺らいでしまったときでも、確実に貯蓄できるのでおすすめです。

先取り貯蓄のコツは、無理のない金額設定にすること

先取り貯蓄を長く続けるためには、コツがあります。それは、無理のない貯蓄金額を設定すること。あまりに大きな金額を貯蓄に回してしまうと、家計が厳しい…というような事態に陥りかねません。

毎月の貯蓄の理想額は、給与の手取りの約1割程度が目安とよくいわれます。無理のない金額設定で、少しでも長く先取り貯蓄を続けましょう。

失敗は成功のもと

我が家は買い物などで出た小銭=余ったお金を貯蓄に回す「後取り貯蓄」というスタイルを取り、結果的に貯蓄に失敗しました。ですが、予め貯めたい金額を設定し貯蓄用口座に回す「先取り貯蓄」をすることで、しっかりと確実に貯めることができました。「なかなか貯まらない…」「良い貯蓄方法はないの?」とお悩みの方は、「先取り貯蓄」システムを試してみてはいかがでしょうか?

執筆者:nino
監修者:ファイナンシャルプランナー歴5年 北野小百合

nino

加工食品業界新聞や出版社の編集・ライター、サービス業、などを経験し、現在はフリーランスにて、さまざまなジャンルで活動している1男1女を持つママライター。 愛...

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