一人暮らしをすると、毎月いくらかかる?

貯金・家計

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一人暮らしは、実家暮らしとは勝手が違います。それは、お金の使い方にも当てはまること。欲しいものに好きなだけ使っていては、お金が足りなくなってしまいます。毎月いくらかかるか、あらかじめチェックしておきましょう。

都会の暮らしには、約21万5000円

都会では、支出の中でも大きなウエイトをしめる家賃がポイントです。また、遊べるところもたくさんあるので、教養・娯楽の支出が高くなりがちなので注意が必要。1ヶ月の平均支出額は次の通りです。

都会の一人暮らし世帯の支出平均額(1ヶ月)

※総務省「家計調査」2016年10月~2017年9月(単身世帯のうち勤労世帯)、公全国賃貸管理ビジネス協会「全国家賃動向2017年12月」のデータより作成

地方での暮らしには、約18万円

地方では、家賃、食料、娯楽・教育を安く抑えることができますが、交通・通信費が高くなりがち。自動車が必要なら維持費の分は他の支出で節約をして、できるだけ貯蓄をしていきたいですね。

地方の一人暮らし世帯の支出平均額(1ヶ月)

※総務省「家計調査」2016年10月~2017年9月(単身世帯のうち勤労世帯)、公全国賃貸管理ビジネス協会「全国家賃動向2017年12月」のデータより作成

支出の優先順位を考えよう

支出の優先順位は同じではありません。優先順位の高いものから予算としてお金を振り分けておいて、使いすぎないようにしましょう。

優先順位「高」の支出は、暮らすために必要不可欠なお金です。
○家賃:住み始めたら家賃は毎月同じ金額かかります。家計を圧迫しないよう、収入の3分の1以内におさめましょう。
○食料:栄養のバランスをとることが大切。節約のしすぎは健康にも良くありません。ただし、お菓子などの嗜好品はひかえめに。
○光熱・水道:クレジットカードで支払うようにすると、支払い忘れを防ぐことができて、さらにポイントも貯めることができておトクです。
○交通・通信:携帯電話は必需品ですが、プランの見直しは面倒がらずに。自動車を持っているなら保険の見直しもマメにして、無駄をなくしましょう。

優先順位「中」は、必要ではあるけれども多少の我慢はできるもの。また、月によっては支出をしないものです。
○家具・家事用品:かわいい雑貨は、暮らしが落ち着いてから買い揃えましょう。
○被服・履物:お手入れをして、長く使えるようにしたいですね。
○保険・医療:病気やケガは予防が第一です。

優先順位「低」は、楽しみのために使うお金です。
○教養・娯楽
○その他

まとめ

一人暮らしは、何でも自分で決められる「自由」が得られると同時に、「責任」も負うことになります。一人前の大人としての第一歩は、準備万端にととのえて、自信をもって踏み出していきたいですね。

タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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