企業の決算月は株価にも影響大 では、何月が多いのか 

株式投資

株を買うときは決算月に気をつける

株式を上場している企業は、決算後できるだけ早い時期に「決算発表」する必要があります。
業績だけでなく将来の見通しも発表するため、決算の結果を予測した動きが活発になります。これから業績が良くなりそうなら、株価の上昇を期待した購入が、悪くなりそうなら持っている株の売却を検討する人が増える傾向にあるからです。

また、配当金や株主優待などの株主としての権利を手にしたいと、決算日間近になって株の購入をする人もいます。ただ、この権利が手に入るのは、決算日を含む4営業日前の「権利付き最終日」までに株を購入した人だけ。例えば8月31日が決算日なら、8月28日までに購入する必要があります。4営業日前には土日祝日は含まれないことに注意しましょう。

あわせて読みたい
おトクに株主優待を受取るには? 権利確定日に注目
2020年、注目の業界と株を大胆予測! FPオススメの銘柄をズバリ紹介
株主優待の落とし穴! 気を付けたい優待による無駄遣いとは

まとめ

企業の決算月は株価に大きな影響を与えます。
ただ、決算だけで今後を占うのは難しいもの。一時的な株価の動きに惑わされないよう、判断材料のひとつとして企業の決算をチェックしてください。

辻本 由香

CFP、おふたりさまの暮らしとお金プランナー 企業の会計や大手金融機関での営業など、お金に関する仕事に約30年従事。暮らしにまつわるお金について知識を得るこ...

プロフィール

関連記事一覧