マイナンバーカードでもポイント還元 キャッシュレス決済がますます普及?!

マネーケア

消費税増税と同時に始まった、キャッシュレス決済で最大5%のポイント還元。さっそく使いこなしている人も多いのではないでしょうか。
ただし、このポイント還元は2020年6月30日まで。実は、その後にはマイナンバーカードで25%ポイント還元するという政府案があります。
今回は、マイナンバーカードでのポイント還元について解説します。

マイナンバーカードで25%ポイント還元の仕組み

マイナンバーとは、日本国内の全住民に指定・通知されている12桁の番号。マイナンバーは、社会保障や税、災害対策分野に限って利用されることが定められています。
このマイナンバーの確認と身元確認が同時にできるのが、マイナンバーカードです。

キャッシュレス決済で最大5%のポイント還元の期間が終了したら、マイナンバーカードを活用した消費活性化策がなされることが計画されています。
これは、○○ペイなどの民間スマートフォン決済業者と幅広く連携し、一定額をチャージするとマイナポイントが貯まるというもの。

具体的な内容は検討中ですが、2万円を入金すると5,000円分のマイナポイントが付く案が有力となっています。還元率はなんと25%。
マイナポイントは、スマートフォンのQRコード決済や、オンラインショップなどで利用できるので、大変おトクに思えますね。

マイナポイント還元には、マイナンバーカードと専用IDが必要

マイナポイントを受け取るには、まずマイナンバーカードが必要です。
マイナンバーカード申請方法は、それほど難しいものではありません。パソコンや、スマートフォン、郵便、まちなかの証明写真機でも無料で申請ができます。

ただし、申請後に自治体から届く交付通知書などを持参して、期日までに受け取りに行く必要があります。
平日に時間のやりくりがつかないと、受け取りが難しいかもしれません。

マイナンバーカードができたら、次は専用ID=マイキーIDなどを設定します。
パソコンとマイナンバーカード対応のICカードリーダライタ、またはスマートフォン(現在Androidのみ対応)でマイナンバーカードを読み取り、マイキーIDが作成・登録できます。

これらを持っていないと、すぐにはマイキーIDが作れないのですが、今後スマートフォンはiPhoneも対応する予定ですし、IDの簡単設定アプリのリリースも予定されているとのことなので、少しの間、待っていてもいいでしょう。

マイナンバーカードでできること

マイナンバーカードの普及率は、2019年9月1日時点で13.9%と決して高くはありません。
政府はマイナンバーカードの普及を促進していますが、マイナポイント還元が普及率アップに貢献するかどうか、今後の動向に注目です。

マイナンバーカードは、主に以下のことに使えます。
①身分証明書になる
②コンビニなどで、住民票の写しや印鑑登録証明書を取得できる
③マイナポータルというウェブサイトで、子育てに関する手続きがワンストップでできたり、行政サービスのお知らせを確認したりできる
④インターネットでの確定申告に利用できる
⑤自治体ポイントが貯められる

その他、健康保険証としての利用や、金融サービスなど民間にも利用を推奨するなどの普及策があるようです。

まとめ

ポイント還元は、マイナンバーカードの普及にも、そしてキャッシュレス決済の普及にも一役買いそうです。
マイナンバーカードは申請から交付まで通常約1カ月かかりますが、ポイント還元の直前などは込み合ってさらに時間がかかることも考えられます。
ポイント還元をしっかり利用するなら、早めに準備を始めたほうがいいでしょう。

タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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