NISAを運用して2年経過!利益はプラス?マイナス?振り返ってみた

NISAを運用して2年経過!利益はプラス?マイナス?振り返ってみた
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NISAで運用した商品②「ETF・REIT」

私は個別株のほかに「ETF」と「REIT」もNISAで運用しています。この2つは投資信託と似た性質を持つため、プロに運用を任せられるすぐれもの。ここでは、2つの特徴と運用した結果を見ていきましょう。

ETFとはどんなもの?私が購入した銘柄は?

ETFとは上場投資信託のことです。一般的な投資信託と違い、株を売買するのと同じ要領で取引します。そのため、株式市場が開いている間であればいつでも何度でも売買ができるのが特徴です。

私がNISAで今も保有しているETFは2種類。「TOPIX高配当40」と「株主還元70ETF」です。

前者のTOPIX高配当40は、東証一部に上場している企業株価を対象にした指数「TOPIX(トピックス)」の中から、高配当の40銘柄を対象とした「TOPIX高配当40指数」に連動するETFです。名前の通り高配当の銘柄に投資するため、配当利回りも高くなります。(配当利回りとは、1株あたりの株価に対する配当金の割合のこと)

2019年に購入していたため、現在は当時の株価より下落しています。しかし長期的に安定した配当金を受け取る目的で保有しているため、今は売却する予定はありません。

後者の株主還元70ETFは、2019年4月に上場した新しいETFです。上場株式の中から金融保険業を除き、高配当で株主還元に力を入れている企業を対象にしています。また、現在の投資先は、情報・通信業が大きく割合を占めており、今後AIや5Gが加速すると株価が上がる期待もあります。

現在は、購入時よりわずかにプラス。こちらも長期的に配当金を受け取る目的で保有しているため、今後マイナスに転じても当分のあいだ売却する予定はありません。

REITとはどんなもの?私が購入した銘柄は?

「REIT(リート)」とは、不動産投資信託と呼ばれており、少額から始めることができる不動産投資です。なかでも「J-REIT」は、利益の90%以上を配当金として還元する仕組みになっています(J-REITのJはJapanから来ており、日本が対象)。

私が保有しているREITは「iシェアーズ・コア Jリート ETF」です。この銘柄は、上場しているREIT全銘柄を対象に分散投資をしています。イメージとしては、大きい板チョコ(個別REIT)を1枚買うのではなく、少量にした一口サイズのチョコレート(REIT全銘柄)をちょっとずつたくさん集めたファミリーパックにしたようなものになります。

2019年から何度か買い増しをしながら積み立てており、株価も順調に右肩上がりだったため、昨年はプラスとなりました。

しかし、コロナウイルスが流行した2020年2月には株価が急落。現在も株価は購入時よりマイナスのままです。私はETF同様、配当金を受け取る目的で保有しているため、このままマイナスが続いても保有するつもりです。

ETFとREITを保有した収益はプラス?マイナス?

長期保有目的で購入したETFとREITは、現在1万円弱のマイナスです。今後もすぐに株価が回復するとは思えないため、しばらくはこのマイナスが続くと思っています。しかし何度もお伝えしている通り、保有している限り配当金が受け取れるため保有し続けるつもりです。

ほかにも、米国や全世界に投資できるETFもあるため、NISA口座を開くときは全世界を視野に入れても良いですね。

NISAの節税効果は大きい!3年目以降も継続することを決意

NISAを運用して2年経ちましたが、途中経過としては、個別株とETF、REITを合わせると、トータルで10万円以上の利益を出すことに成功。NISA口座を使っていなければ税金が引かれて8万円ほどの利益になっていたため、2万円もの差が生まれていたことになります。実際に運用してみることで、非課税の恩恵を強く感じることができました。

今は順調に資産を増やせていますが、先の未来はわかりません。今後も、長期保有目的のETFやREITを買い増しながら、タイミングが合えば個別株を売買できたら良いな、と思っています。

文:marunon
監修:ファイナンシャルプランナー歴3年 千見寺拓実

marunon

2018年に投資をスタートさせた3児の母。 資産運用を通してお金の基礎知識をつけたいと思い、2022年にFP2級を取得。 マイペースに継続できる投資を心掛け...

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監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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