居心地の良い空間との別れ~気持ちにケリをつけるには?~
映写室ドリアン
ああ
居心地の良い空間との別れ~気持ちにケリをつけるには?~
第16話
映写室ドリアンの第16話目は、お二人が羨ましがるほど心の温まるご相談です。第二の実家とも感じているアパートの取り壊しが決まり、それを受け入れる気持ちの余裕がない女性。そんな相談者に対して、お二人が出す助言とは?
地元(だいぶ田舎)から社会人になるタイミングで東京に出てきました。
初めての一人暮らしだったので、人情味ある商店街があったり、地元のように住人同士のコミュニケーションが取れているのに惹かれて、結構古いアパートを選びました。
社会人から上京したため、友だちが会社にしかできなかったこともあり、商店街で働くおばちゃんや大家さんなどと仲良くなり、今ではこのアパートが第二の実家のように感じています。
しかし、大家さんの意向でアパートの取り壊しが決定になり、新しくマンションを建てる話になったそうです。大家さんの思いもわかりますが、私は今ある、ボロボロのアパートでの日々を手放す勇気がありません。
この気持ちにケリをつけるにはどうしたら良いでしょうか。
(26歳女性/会社員)
初めての一人暮らしだったので、人情味ある商店街があったり、地元のように住人同士のコミュニケーションが取れているのに惹かれて、結構古いアパートを選びました。
社会人から上京したため、友だちが会社にしかできなかったこともあり、商店街で働くおばちゃんや大家さんなどと仲良くなり、今ではこのアパートが第二の実家のように感じています。
しかし、大家さんの意向でアパートの取り壊しが決定になり、新しくマンションを建てる話になったそうです。大家さんの思いもわかりますが、私は今ある、ボロボロのアパートでの日々を手放す勇気がありません。
この気持ちにケリをつけるにはどうしたら良いでしょうか。
(26歳女性/会社員)
ドリアンに下町は向いていない・・・?
人情味あふれる素敵なお話ねぇ。
本当だね。映画になりそう。
富司純子あたりにおばあさんの役をやってほしいわ。
やってほしい(笑)。大家さんの役でね。
相談者の方は、すごく素敵な社会人デビューをされてるなって思うわ。
良いよね。東京、めっちゃ良いじゃん。
この経験って彼女の人生においてすごく糧になるような気がする。本当に羨ましいわ。
アパートとかあんまり住んだことないしな・・・。
実際はね、アタシだったら面倒くさがっちゃうと思うの。ご近所さんとのコミュニケーションとか。
(笑)
でもお話を聞いてる限りは、すごく良いなって思う。
でも自分が住んだら(笑)?
え~・・・「ちょっと作りすぎちゃったのー」ってお隣さんがおかず持ってきてくれたりするんでしょう?
そうそう。
本当に嫌だ。
ははははははは!!! 嫌なんかーい!
でも、本当に良い話だなって思うのよ。
でも本当に嫌なんだ(笑)。
まあ食べるけどね。ほっといてくださいとは思う。
(笑)
ちゃんと受け取るけどね! でも気疲れしそうだわ。
なるほどねぇ。ドリアンには下町あんまり向いてないね。
そう。アタシを守ってくれるのはもう都会のコンクリートジャングルしかないのよ…。
シティの男!
無関心社会の東京砂漠がアタシには一番向いてるのよ。
はははははは!!
でも相談者の方は、そういう環境に居心地の良さを抱いてるから。すごく素敵なことだと思うわ。
でも、別れは何事にも・・・
まあね。
つきものだから。
そうなのよね。人との別れもそうだし、物や空間も、関係性みたいなものとの別れってのは、何かしら訪れるからね。
1 / 5ページ
[call_php file=’article_list_movie’]