貯金ゼロから貯蓄体質に!浪費家友人の貯金成功体験談

貯金・家計

貯金しようと思いながらも、なかなかうまく続けることができない…。そんな経験をしたことのある人も、多いのではないでしょうか?失敗談ばかりに目が行きがちな貯金にまつわるエピソードですが、浪費体質から貯蓄体質へと見ごと変貌を遂げた人がいるのも事実です。

今回は、貯金ゼロから半年ほどで貯金50万円を達成した、筆者の友人Aの貯金成功体験談をご紹介します。

収入=支出で貯蓄ゼロ人間だった友人

浪費家に多いのが、収入=支出のケース。筆者の友人も、絵にかいたような浪費体質な人でした。

実家暮らしなのに貯金ゼロ

20代前半だった当時、友人Aは実家暮らし。特に実家へお金を入れているわけでもなかったようで、基本的に収入を全て自由に使えるような状態だったようです。短大卒で当時派遣社員として働いていた友人Aは、決して高給とは言えないものの、そこまでひどく安月給というわけでもなかったそう。

それでも、毎月収入と支出の差し引きはほぼゼロ。毎月そんなになぜ支出が多いのか聞いてみましたが、本人も理解できおらず、お手本のような“どんぶり勘定”を行っていたようです。

毎月給料日前日はお財布すっからかん状態

収支の管理を全く行っていない状態なので、毎月給料日の前日になるとお財布はすっからかんの状態。実家暮らしということもあり、毎月お金を使い切ることに対しての危機感がそれほど芽生えなかったようなのです。

社会人になって貯蓄を決意するまで、友人Aは浪費家体質を変えることが出来ない様子でした。

彼氏との結婚が現実味を帯び、ようやく貯金スイッチON

当時、付き合って1年ほどになる彼氏がいた友人。その彼氏との結婚に現実味が帯び、ようやく本人に“貯金がないことへの危機感”が芽生えました。

銀行員の友人により貯金のいろはをレクチャー

久しぶりに仲の良かったメンバーで再会することになり、それぞれ近況を報告。当然、浪費家な友人の近況報告もあり、なんと今付き合っている彼氏と結婚することになりそうだと言うではありませんか。

数ヶ月以内に結婚するという話ではないようでしたが、当時の友人Aの状況を知っている子たちからは、“今の貯金で結婚しても大丈夫なの?”という心配の声が上がりました。

高校時代の共通の友人に銀行で勤めている子がおり、その子が友人Aの今の金銭的状況をヒアリング。FP試験にもトライしようとしていた子であったため、貯蓄の重要性について、一から友人Aに説明を始めました。

それから、友人Aの生活は貯蓄を増やすためのものへと変化を遂げていきます。

お昼は外食から手作りお弁当へシフト

平日、仕事があるときは毎日カフェなどでランチをするのが、友人Aの日常でした。オフィス街に勤めていたこともあり、職場の近くにはランチ営業しているお店がたくさんあったようです。

銀行員の友人を始め、友人Aをなんとか貯蓄体質に生まれ変わらせたいと願う友人たちによって、まず指導が入ったのが日々のランチについて。外食ではなく、毎日お弁当を作って持参するように促しました。

オフィス街で働く人向けのお店が多く、比較的リーズナブルな価格でランチを提供しているとは言え、一回あたり1000円近くするお店がほとんど。手作りのお弁当を持って行けば、毎日1000円近くあった出費をグンと抑えることができるので、出費を抑える効果は絶大だったようです。

帰宅途中のウインドウショッピング廃止

友人Aの職場から自宅までの間には、全国的にも有名な商業施設がたくさん並んでいました。そのため、帰宅途中のウインドウショッピングは当たり前。セール時期には、帰り際にフラっとお店へ立ち寄って買い物をすることも珍しくはなかったようです。

浪費家な友人Aを貯蓄体質へと生まれ変わらせるためには、この帰宅時のウインドウショッピングにも指導を入れる必要がありました。本人の性格的にも、お店へ立ち寄ってしまうと物欲を抑えるのは難しいと判断し、帰り際のウインドウショッピングをいっそのこと辞めてしまうことを提案しました。

目的もなく貯金を始めようとしているわけではなく、彼氏との結婚という大きな目標があったこともあり、意外にもウインドウショッピングの廃止はすぐに定着したようです。ウインドウショッピングに費やしていた時間が丸々カットされたため、帰宅後もゆったりと時間を過ごせるようになったと、意外なメリットがあったことも教えてくれました。

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川西まあさ

フィットネスインストラクターや保険の法人営業などを経て、ライターとして活動中。 今まで経験したきたことをもとに、みなさんの”知りたい!”にこたえられる記事を...

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